左からアルベルト・バルベーラ、エマ・ストーン、デミアン・チャゼル監督

ヴェネツィア金獅子賞はフィリピンの気鋭ラヴ・ディアス監督作

フォトギャラリー ヴェネツィア国際映画祭 映画会見/イベントレポート

[シネママニエラ]世界三大映画祭のひとつヴェネツィア国際映画祭は第73回目を迎え9月10日(現地時間)クロージング・セレモニーで、フィリピンの気鋭ラヴ・ディアス監督の『ザ・ウーマン・フー・レフト(英題:去りゆく女の意)』に、最高賞である金獅子賞( Leone d’Oro )を授与して閉幕した。

左からダコタ・ファニング、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、サラ・カヴァッツァ・ファッキーニ『The Bad Batch』
左からダコタ・ファニング、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、サラ・カヴァッツァ・ファッキーニ『The Bad Batch』
©la Biennale di Venezia

コンペティション部門審査は、審査員長の映画監督サム・メンデスを筆頭に、ローリー・アンダーソン(音楽家)、ジェマ・アータートン(女優)、ジャンカルロ・デ・カタルド(脚本家)、ニーナ・ホス(女優)、キアラ・マストロヤンニ(女優)、ジョシュア・オッペンハイマー(監督)、ベネズエラのロレンソ・ビガス(監督)、ヴィッキー・チャオ(女優)の9名が担当。

ラヴ・ディアス監督の『ザ・ウーマン・フー・レフト(英題:立ち去った女の意)』
映画『ザ・ウーマン・フー・レフト』courtesy Hazel Orencio

ヴェネツィアは歴史はあるものの、かたちにはとらわれない場であることが伺える。特に後述するオリゾンティ部門はその傾向が顕著に表れる。

第73回ヴェネツィア国際映画祭 受賞結果

金獅子賞(作品賞 Leone d’Oro )

ラヴ・ディアス『ザ・ウーマン・フー・レフト/ The Woman Who Left (英題)』

銀獅子賞(監督賞)

アマト・エスカランテ『ラ・レヒオン・サルヴァヘ/ La Region Salvaje (原題)』
アンドレイ・コンチャロフスキー『パラダイス/ Paradise (英題)』

審査員大賞

トム・フォード『ノクターナル・アニマルズ/ Nocturnal Animals (原題)』

脚本賞

ノア・オッペンハイム『ジャッキー/ Jackie (原題)』

女優賞

エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド/ La La Land (原題)』

男優賞

オスカル・マルティネス『ザ・ディスティングィッシュット・シチズン/ The Distinguished Citizen (英題)』

審査員特別賞

アナ・リリー・アミールポアー『ザ・バッド・バッチ/ The Bad Batch (原題)』

マルチェロ・ マストロヤンニ賞(新人賞)

ポーラ・ビール『フランツ/ Frantz (原題)』

生涯功労金獅子賞

イエジー・スコリモフスキ[ Jerzy Skolimowski ]
ジャン=ポール・ベルモンド[ Jean-Paul Belmondo ]

こちらは速報です。写真は数日内(※月内)に追加します。

第73回ヴェネツィア国際映画祭 2016年8月31日~9月10日(現地時間)

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