青山真治監督、木下美咲【第18回釜山国際映画祭】

青山真治監督、木下美咲『共喰い』in 第18回釜山国際映画祭

映画会見/イベントレポート
青山真治監督、木下美咲
青山真治監督、木下美咲『共喰い』in 第18回釜山国際映画祭

[シネママニエラ]第146回芥川賞受賞作を映画化した『共喰い』が、第18回釜山国際映画祭にて公式上映され、青山真治監督、出演の木下美咲、脚本家の荒井晴彦が渡韓し、舞台あいさつや上映後の質疑応答に出席した。

本作は韓国では19歳以下の青少年鑑賞不可とレーティングされ、上映は映画祭初日の午前10時スタートであったが、メイン会場の映画の殿堂での800席が、ほぼ満席となった。前日に発売したチケットも完売し注目度は高かった。青山監督が、本映画祭のニューカレント部門(アジアの精鋭新人監督の作品)の審査員を務めているなど同地における知名度がある証と言えるだろう。

壇上では、韓流映画が好きだという木下が事前に特訓した韓国語で、「釜山に来られてうれしいです。『共喰い』をぜひ楽しんで観てください」と挨拶。すると、会場からは歓声が上がった。質疑応答では、劇中のモチーフであるうなぎ、川についての意図を問う声も。それに上映後には、観客席にいた女性から「映画祭初日の1本目の記念すべき映画です」と、登壇者全員にプレゼントが渡される一幕もあった。

青山監督は「釜山のお客さんは、若い観客が多いですが、本当によく映画の内容を凝視していて、質疑応答で出た質問も深く洞察力のあるものばかりで驚かされました。今回は脚本家の荒井晴彦氏と一緒の登壇とあり、原作から脚本化した課程なども話せて、映画祭ならではのトークができてうれしかったです」と振り返った。

映画『共喰い』予告編

日本公開=2013年9月7日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト

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