映画『ジョバンニの島』初日舞台あいさつ

『ジョバンニの島』の仲間由紀恵「あきらめずに頑張っていきたい」

映画会見/イベントレポート
映画『ジョバンニの島』初日舞台あいさつ
映画『ジョバンニの島』初日舞台あいさつ

[シネママニエラ]忘れてはいけないことをテーマにした感動のアニメーション映画『ジョバンニの島』が2月22日に公開初日を迎え、声を務めた市村正親(瀬能辰夫役)、仲間由紀恵(佐和子先生役)、横山幸汰(瀬能純平役)、谷合純矢(瀬能寛太役)、原作・脚本の杉田成道、西久保瑞穂監督が東京・新宿ピカデリーで上映後の舞台あいさつを行った。

本作は実話を基に、第二次世界大戦後の北方四国の色丹島で生まれ育った兄弟、淳平(10歳)と寛太(7歳)の生き抜く姿を描く物語。なお、「シネママニエラ」公式YouTubeチャンネルでは、同作に期待している方々からのロシア語コメントも多く寄せられている。

映画『ジョバンニの島』予告編

そして、役柄同様ご自身も2児の父である市村が、「冒頭で子どもたち二人が(海鳥)エトピリカの卵を獲りに行って、おしっこをかけられるシーンは長男のお気に入りです」と、子ども視点を語った。登壇者のコメントは下記に抜粋。

◆市村正親
日本とソ連の子どもたちが隣の教室でそれぞれの国の歌を歌う場面で、なんて素敵な場面だろうと思って観ていました。世界の子どもたちはいつでも仲良くなれる。この映画を観てもらって子どもころの気持ちを忘れないでもらいたいなと思いました。

◆仲間由紀恵
この役を演じるまで、北海道でこんなことがあったという事実すら知りませんでした。知らないところでこんなに苦労されていた方がいたんだなと思い、また子どもたちが前向きで頑張ってきたように、私も見習ってあきらめずにがんばっていきたいです。

◆横山幸汰
寛太が病気になってしまって、トラックの中で純平と寛太が話すシーンが印象に残っています。妹がいるので、妹と寛太を置き換えて演技しました。妹は映画を観て「幸汰じゃないみたい」と言っていました。

◆谷合純矢
沢山の人に観てもらえてうれしいです。印象に残っているシーンはお父さんに会えた場面。悲しい思いで演じました。(辰夫の父・源三役の)北島三郎さんはとてもやさしくてかっこよかったです。「緊張せずに頑張って」と言われました。

◆杉田成道
戦争のように過酷な状況でも子どもたちは遊びを求め、交流し、どこまでも行こうというエネルギーを持っていました。この作品が突破口となって、10年20年といろんな方にバトンを渡していけたらなと思います。

◆西久保瑞穂監督
純平のモデルになった得能宏さんに何度も何度もお話を聞きました。物語は純平目線で、得能さんの記憶が基になっています。戦争を追体験してもらえたらと思って作りました。素直に見て感じてもらえたらと思います。

日本公開=2014年2月22日
配給=ワーナー・ブラザース映画
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/giovanni/
©JAME

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