映画『毛皮のヴィーナス』

これぞマゾヒズム!『毛皮のヴィーナス』古典戯曲の映画化

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これぞマゾヒズム!『毛皮のヴィーナス』古典戯曲の映画化

[シネママニエラ]『毛皮のヴィーナス』(原題:VENUS IN FUR)は、鬼才ロマン・ポランスキー監督の最新作。マゾヒズムの語源となったレオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの自伝的長編小説「毛皮を着たヴィーナス」に着想を得て書かれた古典戯曲の映画化だ。同小説は稲垣吾郎と中越典子の二人芝居「ヴィーナス・イン・ファー/Venus in Fur」として昨年Bunkamuraシアターコクーンにて上演されている。

これぞマゾヒズム!映画『毛皮のヴィーナス』公開へ
©2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS

鬼才監督が描く男女のパワーゲーム

監督はこれまで映画『チャイナタウン』『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』『おとなのけんか』など幅広い題材を手掛けてきた。本作は性愛がテーマとあって、監督は自身の妻であり、実力派女優エマニュエル・セニエを主演に起用している。ヒロインのワンダは新感覚のキャラクター。がさつで厚かましく登場し、舞台に上がると一変、知性と気品溢れる女性へ。そして最後には、パワーと妖艶さで男性演出家を支配するオンナへと変貌していく。

彼女に翻弄され服従することに悦びを見出すトマ役には映画『潜水服は蝶の夢を見る』『007 慰めの報酬』のカメレオン俳優マチュー・アマルリック。舞台というワン・シチュエーションで繰り広げられる男女のパワーゲーム。観客はトマを疑似体験し、自身も知らない秘めた欲望を丸裸にされるという体感型サスペンス。第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。

映画『毛皮のヴィーナス』あらすじ

オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダと、自信家で傲慢な演出家のトマ。知性の欠片もないワンダは、強引にオーディションをしてほしいと懇願する。トマは渋々彼女の演技に付き合うのだが、演技を始めたワンダは、役を深く理解し、セリフも完璧。彼女を見下していたトマを惹きつけ、立場が逆転。トマはワンダに支配されることに心酔していく。

映画『毛皮のヴィーナス』(ショウゲート配給)は2014年12月Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
©2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS

映画『毛皮のヴィーナス』予告編

©2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS

フランス、ポーランド映画/96分
原題=La Vénus à la fourrure(2013)
英題=VENUS IN FUR
©2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS

公式サイト kegawa-venus.com
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