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映画『子供たちの涙』タブー視されメディア報道されなかった悲劇を明らかに

映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』ポスター

©2015 snowy production

映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』(砂田有紀監督)[シネママニエラ]戦後70年、日本のメディアで報道されなかった一つの悲劇を追った渾身のドキュメンタリー映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』が明日より公開になる。

戦後70年、社会でタブー視されるテーマ故、これまで日本のテレビ・映像メディアで取り上げられることがなかった戦争の真実。第二次世界大戦中のインドネシアで軍人・軍属の日本人男性とインドネシア系オランダ人女性の間に生まれた混血の子たち。終戦後、父が日本に引き揚げ、母の国オランダへ渡った彼らは「敵国の子」と蔑まれたそうだ。

主人公のひとりは、ビリー・コブハムやチャカ・カーンのワールドツアーに参加し、現在オランダ、ドイツを中心に活躍する一流パーカッショニストのニッピ・ノヤ。ユダヤ人強制収容所跡でパーカッションを打つ彼の姿から始まる物語は、日本人の父親探しを通して、彼の音楽のルーツが明らかになっていく。

ファーガル・キーンBBC特派員は「これは、戦争により子供たちが失ったものについて描いた記憶に永く残る悲痛な物語である。戦争が人間にもたらしたものについて興味がある全ての人が見るべき作品だ。監督は、あまりにも永く無視されてきた物語に光を当てた」と本作を評価している。 

映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』予告編

[スタッフ]
監督・脚本・編集=砂田有紀
2014年 日本・オランダ映画/49分
公式サイト http://www.childrenstears.net/

映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』ポスター

◆公開記念トークイベント開催◆
映画の歴史監修を担当したオランダ戦争資料研究所研究員のエブリン・ブッハイム氏と砂田有紀監督によるトークイベントを開催。

オランダから見たインドネシアでの日本との戦争、オランダ社会における日系二世の悲劇、何故日本人はオランダの日系二世を知らなかったのか、父親が日本人であることを知らずに生きてきた人生、など作品と共に今まで語られる機会の少なかった戦争秘話の数々を、映画を元に紐解く。
エブリン・ブッハイム プロフィール http://www.niod.nl/en/staff/eveline-buchheim

【日程】2015年8月16日[日]11:00の回上映後
【会場】渋谷アップリンク(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)
【料金】一般¥1,300 学生・シニア¥1,100 高校生以下¥800 UPLINK会員¥1,000

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