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映画『木靴の樹』巨匠エルマンノ・オルミ監督の名作が26年ぶりに再公開!

[シネママニエラ]イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督作『木靴の樹』が2016年3月26より、26年ぶりに再公開されることとなり、その予告編が到着した。初公開時のメイン劇場だった東京・岩波ホールには、実に37年の時を経て戻ってくることになる。

映画『木靴の樹』(エルマンノ・オルミ監督) ©1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTE LUCE Roma Italy

映画『木靴の樹』巨匠エルマンノ・オルミ監督の名作が26年ぶりに再公開!

1978年のカンヌ国際映画祭。3時間7分に及ぶ長尺、ドキュメンタリーに近いといっていいほどドラマチックな粉飾のない素朴な映画が、他のコンペ作品を圧倒し審査委員の満場一致という当時異例の決定でパルム・ドールを受賞し、今なお伝説として語られる本作。

19世紀末の北イタリアのベルガモの農村を舞台に、大地主の厳しい搾取のもとにあって、貧しい生活を強いられながらも移り行く四季のめぐりのなかで、大地とともに力強く生きる農夫たち4家族の生活を写し撮った。映画の舞台であるベルガモ地方出身のオルミ監督が、幼いころから祖母に聞いていた昔話をもとに、20年間構想をあたためた作品。出演者は全て素人のベルガモの農民たちを起用し、監督・脚本・編集・撮影全てオルミ自身が担当した。

映画『木靴の樹』あらすじ

貧しいバティスティ一家は、小作人として農場に住み込んでいた。同じ村に暮らすのは、6人の子どもと父を養うルンク未亡人、美しい娘マッダレーナのいるブレナ一家と彼女を愛するステファノ、けちで知られるフィナール一家であった。4家族は皆、そこに住む土地、住居、家畜に農具等、すべての領主から借りて生計を立てていた。ある日、バティスティ家のミネク少年の大事な木靴が割れてしまう。村から遠く離れた学校に通う息子の為に、父親は河沿いのポプラの樹を伐り、新しい木靴を作ろうとする。だが、その樹木もまた領主のものであった。

映画『木靴の樹』予告編


©1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTE LUCE Roma Italy

[スタッフ]
監督・脚本・撮影・編集:エルマンノ・オルミ 
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ 
美術:エンリコ・トヴァリエリ
[キャスト]
ルイジ・オルナーギ フランチェスカ・モリッジ オマール・ブリニョッリ

イタリア映画/187分
日本公開=1979年4月28日
日本公開=2016年3月26日
配給=ザジフィルムズ

公式サイト http://www.zaziefilms.com/kigutsu/

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原題=L’Albero degli zoccoli(1978)IMDb

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