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竹野内豊『シン・ゴジラ』終始笑顔の熱弁!

[シネママニエラ]俳優の竹野内豊が7月19日、映画『シン・ゴジラ』の完成報告会見に登壇し、「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明総監督への尊敬とゴジラへの愛を語った。会見には庵野監督、長谷川博己、石原さとみ、山内章弘エグゼクティブプロデューサーが出席した。

俳優の竹野内豊

竹野内は「こんなに素晴らしい監督がつくった『シン・ゴジラ』に俳優として参加できて、一生の思い出になる」と感慨深げ。完成作は「今この限られた時間で感想を申し上げることができないぐらい大作、メッセージ性の強い作品」と胸を張り、「たくさんすごいがある中で一つ例を挙げれば、フルCGなのにまったくSF感がないのがすごい。人間ドラマもしっかり構築されていて見ごたえがあった」など寡黙なイメージの竹野内が饒舌。会見中にゴジラというキャラクターが好きだといった直接的な発言はなかったものの、庵野監督を敬う気持ち、それにゴジラマニアな印象を残した。

例えば、取材記者が庵野総監督に対して「本作のゴジラを着ぐるみではなくフルCGにした意図」を問うと、監督は「着ぐるみ、フルCGなど選択肢が広がっていて、世界観・中身と併せてフルCGを選んだ。ゴジラの意図や意思を削りたかったので、CGの持つ人間的でない部分を生かそうと思った」と説明。

その言葉を受けて、竹野内は監督に「スタジオでもゴジラの目にこだわっていましたよね?」とまさかの質問。それに監督が答える間は、身体を監督に向けて真剣に聞く。監督は「ゴジラの視線に感情が宿る。ドット、ピクセル単位で調整した」ことも明かした。物語の核心に迫るので詳しくは書けないが「目線が下向きのゴジラは初代(1954年、本多猪四郎監督)と、本作だけ」というゴジラ薀蓄も聞けて、竹野内も大満足な表情。そこから一変、竹野内は我に返り「すいません。(取材)時間が限られているのに、(登壇者の)自分が質問して」と照れ笑い。微笑ましい一幕となった。

立派な尻尾です

また、竹野内は初代ゴジラのスケールと本作の118,5メートルといった数字を挙げて、ゴジラの歴史に言及していくなど、終始笑顔でハイテンション。フォトセッションでは竹谷隆之製作のゴジラ模型「シン・ゴジラ二号ひな型着彩検討用」の尻尾に触れてにんまり。また、「カメラに手を振って」と言われると、最初は控えめに片手で、一呼吸おいて両手をあげ大きく手を振った。冷静沈着なイメージの竹野内をここまで熱くした本作、ファンならずとも要注目の夏映画の1本だと言える。

最後に竹野内はキリリとした表情で「(庵野)監督が身を削る思い出つくられた。日本だけのゴジラでなく、世界中の方に観ていただいて、議論していただきたい」と真摯に締めくくった。本作の世界配給は既に100の国と地域で決まっている。

映画『シン・ゴジラ』(東宝 配給)は2016年7月29日[金]より全国公開

俳優の竹野内豊、映画『シン・ゴジラ』完成報告会見で熱弁!

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公式サイト www.shin-godzilla.jp
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