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山田孝之『ウシジマ』PRの初訪台は熱烈歓迎!

俳優の山田孝之が12月13日、映画『闇金ウシジマくん Part3』台湾公開を記念し、初の台湾来訪キャンペーンを行い記者会見にも出席し、台湾マスコミ&現地ファンの熱烈な歓迎を受けた。記者会見の詳細が現地より届いたので全文掲載する。

小籠包が美味 ©SDP

山田孝之『ウシジマ』PRの初訪台は熱烈歓迎!

日本から飛行機で4時間弱。台北市内の気温は27度と冬真っ只中の日本国内から一変、真夏を思い起こさせるような暑さ。空港に詰めかけた現地のファンから歓迎を受け、到着ロビーには山田が著作した「実録 山田」を手に待ち構えるファンの姿も。台湾国内での人気・知名度の高さが垣間見れた。

ホテルへ移動し会見に臨んだ山田は現地の言葉で自己紹介をしたり、台湾名物「小籠包」「名産クッキー」「台湾式フライドチキン」を会見上で食しすなど終始なごやかな雰囲気の中、会見は行われた。

<記者会見>
MC:このウシジマくんの役はビジュアルで近づけようと思いましたか?

山田孝之:考え方は色々あると思うんですけど、原作ものをやるときはビジュアルの答えは出てるので、そのときにどのくらい寄せるべきかは役者だったり、監督が決めたりしますが絶対に寄せなくちゃいけないとは思わないのですね。一番大事なのは内面を理解していることだと思うので。ただ今回ウシジマくんを読んだときに「メガネ」は大事な要素だと思ったんです。その大事な理由はウシジマ社長と外の世界の大事なフィルターのような要素を持っていると思ったんです。実際に似ているものはなくてオリジナルで作ってもらったんですけど。

©SDP

MC:あれはオリジナルメガネですか? 私(司会者)のメガネとそっくりだと思うんだけどなー。凄くクールな役だったですよね。印象に残っているシーンなどはありますか?

山田孝之:「映画Part1」で新井浩文さんが演じた「肉蝮」というすごく強い役が最終的に車ではねられるシーンはすごく好きなシーンです。

MC:そんな怖いシーンが好きだったんですね。この作品は世の中の弱い立場の人たちがヤミ金を借りてどうやってそれを返すだったり、どうやってその状況から逃げ出したりするか考えることから物語はスタートしますが、どんなメッセージを込めてますか?

山田孝之:シリーズ当初からお金がいかに強いものかを言い続けています。
お金の扱いがなぜ難しいかというと、ここにいる人たちの給料も違うし、使いかた、使う金額も違う。お金との距離感は今の収入と出て行く額のバランスを図っておかないとバランス崩してしまう。それくらいお金は扱いが難しいものなんだというのを特に若い人たちに伝えたくてこの作品を続けてきました。

MC:劇中で五円も大事に拾うシーンがあったため、現地通貨の5元をプレゼント。

山田孝之:ありがとうございます。まさかこれが10日5割で請求されたりしないですよね。

MC:本作では綾野剛さんとの共演もしていますね。どうでしたか?

山田孝之:(綾野)剛は映画『クローズZERO』で共演してます。そこからプライベートでも仲良くしています。彼はすごく頼りになる仲間だと思ってます。

MC:それで綾野さんと同じ事務所ですか?

山田孝之:違います(笑)

MC:なぜそんなに共演が多いですか?

山田孝之:なんでなんでしょうね。ウシジマくんに関してはいうとウシジマ社長って独特で仲のよいという設定がすごく難しいので実際に仲のよい綾野剛にすることで説得力が増すことができたんだと思います。あとは彼がすごく勢いがあったので(制作側が)あやかりたかったのでは?(笑)

MC:Part3の見どころを教えてください。

山田孝之:これまでのウシジマくんシリーズらしい楽しみ方のできる作品です。あとは本郷奏多の演じたお金が欲しくて上り詰めていく沢村真司のクライマックスに関しては見どころかと思います。

MC:この作品の中でいろんな食べ物を食べるシーンが出てきましたね。食べ物シーンは大変じゃなかったですか?

山田孝之:食事のシーンが1日の中でまとまって撮影があると大変ではあります。

記者:食べ物は本当に温かいものを食べているのですか?

山田孝之:監督が湯気の(リアルさに)強いこだわりがあったので熱いものが用意されて熱いものをかきこんで食べるのが大変でした。

MC:(ちょっと風邪気味の山田を気遣い)熱があるみたいですけど体調大丈夫ですか?

山田孝之:大丈夫ですよ。

<台湾名物・試食>
MC:では初めて来たので台湾の名物の美食を食べていただきましょう。

山田孝之:記者会見でご飯食べるのは初めてです!(笑)

MC:日本ではないですか?

山田孝之:ないですね〜。

©SDP

MC:台湾の記者会見では食べ物を食べることがよくあるパターンで使い古した演出ですね(会場爆笑)。今日は小籠包と台湾式フライドチキンと名物のクッキーを用意しました。

山田孝之:(小籠包を口にして)美味しいです。

MC:クールですね。

山田孝之:あんまり感情が出ないタイプです。

MC:(ツッコミ)台湾では完食したほうが礼儀いいんですよ!

山田孝之:苦笑。(続いて台湾式のフライドチキン。冷静に)日本と同じです! あっ、でもちょっと甘いかもですね。

MC:チキンはラッキーという意味があるので作品がヒットするという願掛けがあります。(「大吉」の吉は鶏(とり)と同じ発音。日本の「勝つ」と「トンカツ」のような意味)なので、この作品も「大吉」でヒットしますね! 最後に干した大根で作った台湾で今とても流行ってるクッキーです。

山田孝之:うん。美味しい。

MC:一番美味しいと思ったのは?

山田孝之:小籠包ですね。

<質疑応答>
記者:デビューして17年目に初めて台湾に来たのはなぜ?台湾では山田さんの映画がたくさん公開されて有名になってますよ。

山田孝之:誰も呼んでくれなかったから。今回も呼ばれてはいないですよ。半ば強引に来ました。

©SDP

記者:来る前には台湾の情報を調べたり、友達から聞いたりしました?

山田孝之:俳優やミュージシャンの友達とかに、すごく親日で親切にしてくれるよと聞いていたのでそういうイメージを持ってました。

記者:この作品で食事のシーンが多くて太ったりとかしましたか?

山田孝之:食べるシーンがあるときには食事制限をしたりしてましたよ。

記者:食事やお酒が好きと聞きましたが今回台湾で楽しみにしてきたお酒はありますか?

山田孝之:(お酒は)なんでも好きですけど、今日は風邪ひいてるので飲めないですね。

記者:今回はヤミ金の話ですがお金で悩んだりしたことはありますか? 

山田孝之:若い頃とか稼ぎが少ない時期とかはありましたね。あと、後から来る予想外な税金には苦しめられましたね。

記者:最近ミュージックビデオを監督しましたね。今後も監督業に興味ありますか?

山田孝之:MVを撮ってみて監督は孤独な仕事だと感じたので、今後は監督に優しくしようと思いました。監督と俳優の違いは監督の時は欲しい絵・カットだけ求めて役者に芝居させてしまうが、役者の立場だとそういうディレクションだと気持ちが作りづらくて嫌だと思っていたのでハッとしました。

記者:もう一回監督に挑戦したいとかありますか?

山田孝之:全くありません!

記者:今年音楽のユニットでデビューしましたよね。2か月後にはもう解散してましたけど。JINTAKAの解散は計画的なジョークですか?

山田孝之:冗談です。いろんな考えがあって、(赤西)仁とは相談して決めっていったのですけど先に目指しているものがあって、そこから逆算してあえてそれをやっていったという感じです。

MC:では最後にプレゼントの贈呈です。甘いもの好きじゃないのに申し訳ないですけど、甘いあま〜い (名物)の台湾島の型取ったパイナップルケーキの贈呈です。

山田孝之:ありがとうございました。

山田孝之:(お酒は)なんでも好きです

「闇金ウシジマくん」は2010年に山田孝之を主演に迎え、テレビの深夜ドラマとして映像化。闇金・ウシジマがクズたちに制裁を加えていく痛快なストーリーと随所に散りばめられたギャグや小ネタが絶妙に絡み合い、クセになる作品と話題になり、放送終了後のDVDレンタルや配信で大ヒットを記録した。
以降、テレビドラマ、映画、スピンオフ作品と、シリーズを重ねる度に着実にファンを獲得してきた本シリーズは、映画「Part3」そして「ザ・ファイナル」の2作連続公開し2作累計15億円の大ヒットを記録し、華々しく完結。

台湾国内では映画『闇金ウシジマくんPart3(台湾題:黑金丑島君3-枷鎖篇)』が12月16日[金]より公開予定。
日本では映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が絶賛公開中
映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』公式サイト
公式SNS Twitter | Instagram | facebook

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