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ケイシー・アフレック主演の映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』賞レースでも注目

マット・デイモンがプロデューサーに名を連ねる、ケイシー・アフレック主演の映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(原題 Manchester by the sea)は人間ドラマが魅力。

ケイシー・アフレック © 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リー・チャンドラーが、兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーへと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描く。

主人公を演じるのはケイシー・アフレックで、第74回ゴールデングローブ賞ではジョエル・エドガートン『ラビング 愛という名前のふたり』、アンドリュー・ガーフィールド『ハクソー・リッジ』、ヴィゴ・モーテンセン『はじまりへの旅』、デンゼル・ワシントン『FENCES(原題)』という強豪候補と競い、見事男優賞を受賞した。

受賞スピーチでアフレックは、ケネス・ロナーガン監督や共演のミシェル・ウィリアムズはじめ制作陣に感謝を述べつつ、本作のプロデューサーであり、今回の役にアフレックに抜擢したマット・デイモンに「この役を演じるチャンスをくれたこと、友情に感謝する。でも、もう今後君は僕にこういったいい役を紹介してくれなくなるだろうね(笑)」と冗談を言って、デイモンを笑わせ、場内を沸かせていた。

そのほか本作の配役は、リーの元妻をミシェル・ウィリアムズ、兄をカイル・チャンドラー、甥を新星ルーカス・ヘッジス、そのガールフレンドをカーラ・ヘイワードが演じ、見事なアンサンブルをみせている。

映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが監督・脚本。この脚本は2014年優れた脚本リストであるブラックリストに載っており、賞レースでも期待がもてるとされてきた。

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』あらすじ

ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リー・チャンドラー。故郷のマンチェスターで暮らす、心臓の病を抱えた実の兄が急死したことにより、その遺言で自分が甥っ子の後見人に指名されていたことを知る。
(2016年/アメリカ映画/137分)

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編


© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ビターズ・エンド/パルコ配給)は2017年5月よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国公開
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』公式サイト
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