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動画+写真◇河瀨直美監督の映画『光』カンヌ映画祭公式上映レポート

河瀨直美監督の映画『光』カンヌ映画祭公式上映にドレスアップして登場

©Kazuko Wakayama   ©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門選定作品『光』のメガホンを執った河瀨直美監督が現地時間5月23日の22時頃より、グランドシアターリュミエールでの公式上映にあたり、同作主演の永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀨直美監督、イブラヒム・マーロフ(音楽)とレッドカーペットを手をつないで歩み、上映後は10分にわたるスタンディングオベーションをあびた。

全員で手をつなぎレッドカーペットを歩む映画『光』ご一行
©Kazuko Wakayama  
©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

日本人の映画監督として同映画祭への出品が最多8回目となる河瀨監督の映画『光』はオリジナル脚本で挑むラブストーリー。この日、監督は風を受けて光を放つという作品のイメージにふさわしい TAE ASHIDA (タエ・アシダ) のドレスと BVLGARI (ブルガリ)の宝飾品を身につけ登場。3年連続で出演作がカンヌ映画祭出品の快挙を果たした主演・永瀬正敏と、1976年に主演作『愛のコリーダ』が、カンヌ国際映画祭で上映され今年クラシック部門でも再上映されたレジェンド・藤竜也が河瀨監督の両隣を囲む。ヒロインの水崎綾女と神野三鈴、そして音楽担当である中東レバノンから現れた新世代ジャズの新たな才能、イブラヒム・マーロフの6名がレッドカーペットを彩った。

グランドシアターリュミエール前にて©Kazuko Wakayama  
©2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE

公式上映の終盤、『光』のタイトルがスクリーンに現れた瞬間、拍手喝采が鳴り止まない。その後、エンドロールの最中も拍手は続き、場内が明るくなるやいなや、スタンディングオーベーション! 拍手と歓声は10分間鳴り止むことなく続いた。河瀨監督はじめ、キャストも涙を見せる。永瀬の号泣する姿がスクリーンに映し出され、今回弱視のカメラマン役を演じる上で使用した、劇中で“心臓”と呼んだローライ・フレックスを抱きしめる。監督やキャストとの熱い抱擁を見せ、会場の涙を誘った。

コンペティション部門の授賞式は(現地時間)5月28日に実施。本年の審査員長はスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルがつとめる。

映画『光』あらすじ

美佐子(水崎綾女)は、情景を言葉で説明する、視覚障碍者向けの映画の音声ガイドの仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。

映画『光』カンヌ映画祭公式動画+特報

第70回カンヌ国際映画祭は2017年5月17日から28日まで開催
公式http://www.festival-cannes.com

映画『光』(組画 制作、キノフィルムズ 配給)は2017年5月27日[土]より全国公開

映画『光』公式サイト
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映画『光』作品情報・予告編
カンヌ国際映画祭
永瀬正敏「カンヌ映画祭は特別」、河瀨直美「映画人が映画愛を感じる場所」

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