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泳ぎすぎた夜(仏題 La nuit où j’ai nagé ) – 映画予告編

撮影時7歳の古川鳳羅(こがわたから)君が、少年の小さな冒険という演技に初挑戦! 第74回ヴェネツィア国際映画祭にてワールドプレミア上映される。ロカルノ国際映画祭で出会った新鋭監督ダミアン・マニヴェルと五十嵐耕平が、共に魅せられた美しい原風景のような冬の青森を舞台にした共同監督作品。

©2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD

青森で生まれ育った人々と限られたスタッフによって、2017年1月中旬から1か月半の間、撮影のほとんどが青森県弘前市で行われた。雪で覆われた青森の山々。フランス出身のダミアン・マニヴェルはもちろんのこと、静岡生まれの五十嵐耕平にとっても青森は未知の場所。お互いにとって馴染みの無い場所で、7歳の子供を主演に据えた。古川鳳羅(こがわたから)君は、演技初挑戦。実際に青森県平川市に住む小学2年生であり、劇中で彼を取り巻く家族も、実際の家族が出演しているという。

第74回ヴェネツィア国際映画祭 ディレクター アルベルト・バルベラ

私はこの小さな映画に恋をしてしまった。その子供は、信じられないくらいに表現力豊かである。舞台は冬の日本の北部に位置する小さな町であり、魔法がかった風景、それはもうほとんど幻想的だ。何も起こらない物語 ̶ その子供は、魚市場で働く彼の父親を探すために家を出る。そして見知らぬ街で迷子になる。それは極めて詩的な、極めて厳密な構成美で描かれた、極めて魅惑的なそぞろ歩きである。この映画は、一見何も物語っていないように見えるが、しかしさてはて、たくさんのことを深く私たちに語りかけてくるのだ。

映画『泳ぎすぎた夜』あらすじ

青森の街で暮らす一人の少年は、学校へ向かう途中にふと道をそれる。そして、いつしか電車に乗り、父親の働いている魚市場へ向かう。自分の書いた絵を父親に届ける為に。手袋を無くしたり、犬に出会ったり…大人にとっては取るに足らない出来事の数々も、当人にとっては新しい発見や驚きの連続だ。(2017年/フランス、日本合作映画)

映画『泳ぎすぎた夜』予告編


©2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD

映画『泳ぎすぎた夜』は2018年春よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
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