サイトアイコン シネママニエラ

堤真一×岡田将生「名刺ゲーム」で共演「驚きの結末を楽しみにして」

俳優の堤真一の主演で、エンタメ業界の裏側を描いた“極限のヒューマン・サスペンス”連続ドラマ「名刺ゲーム」の製作が明らかになった。共演は岡田将生。原作は、人気放送作家・鈴木おさむがエンタメ業界の裏側を描いた同名小説だ。なお、「名刺ゲーム」(扶桑社文庫)は10月下旬発売予定。

©WOWOW

本作は華々しい光に隠れた闇に焦点を当てた衝撃作で「名刺」で生×死を賭ける、人生最大の罰ゲームを描きつつも、極限のサスペンスと究極のヒューマンドラマを融合させていくという。

堤真一は敏腕プロデューサーの主人公・神田達也役であり、「状況によって神田という人間が大きく変わってしまう姿をしっかり演じていきたい」とコメント。家庭を顧みず仕事に忙殺されながら、人気クイズ番組のプロデューサーまで登りつめた神田。名刺ゲームを通して、彼の数々の不品行と人間性が暴かれていく。

その神田を監禁し名刺ゲームを仕掛けるキーパーソンとなる謎の男 X(エックス)を演じるのは岡田将生で「とても魅力的で演じがいのある役柄」だと話す。

そして、名刺ゲームの参加者として、大木真琴役に河井青葉、松永累役に落合モトキ、山本司役に夏菜。さらに神田と一緒に監禁される娘・神田美奈役に大友花恋。神田のクイズ番組に出演するグラビアアイドル・大原マイカ役に柳ゆり菜。神田の番組を制作する有能なディレクター・片山章二役に田口トモロヲなど実力派俳優が集結した。

堤真一さん(神田達也役)

堤真一さん(神田達也役)©WOWOW

脚本を読んで感じたことは、僕たちは仕事している時にたくさんの名刺をいただきますが、全部は覚えられていない。どんなに記憶をたどっても思い出せそうにない「名刺」というものが生死をかけるゲームの題材となることは、ものすごく恐ろしいなと思いました。
今回演じるTV番組の敏腕プロデューサー神田という役は、マスコミ業界で生きていくという競争の中で、どういう風に人間は変化してしまうのかという過程が描かれた人物です。普通であれば 非情で嫌な人間として描かれる役だと思いますが、ある意味すごく人間らしい人であると感じています。人間は場面毎に役割があって、ある場面では良い人として努力していたりするけれど、ある場面では人が傷つくような態度をとってしまったりする。状況によって神田という人間が大きく変わってしまう姿をしっかり演じていきたいと思います。
岡田将生さんとは久しぶりの共演ですが、彼は真面目な人なので、本番ではしっかり演じて、休憩の時は一緒に遊びたいと思います。何時飲みに行こうとかと今から楽しみです(笑)。初タッグとなる原作の鈴木おさむさんは、マルチな才能を持たれている方だと思っています。鈴木さんだからこそ書ける物作りに対する、ある警鐘もこのドラマで描かれています。まさか、ご一緒できると思っていなかったのでとても嬉しいです。「名刺ゲーム」は、人間が追及の仕方を間違えた時の怖さとそれを笑ってしまう部分も描かれます。“人間の怖さ”と、最後に何が大切かを見つけられる驚きの結末を楽しみにしてください。

岡田将生さん(謎の男 X 役 )

岡田将生さん(謎の男 X 役)©WOWOW

脚本を読んで、最後の最後まで良い意味で裏切られました。「あ、なるほど。そういうことだったのか」という驚きの連続でした。僕自身がテレビ業界を知っているから、より感じるのかもしれませんが、僕が演じる謎の男 X のような人間は結構いるのかもしれないと思います。謎の男 X は最初、徹底的な「悪」として描かれますが、少しずつ変化してく役です。とても魅力的で演じがいのある役柄だと思うので、全力で挑みたいと思います。
主演の堤真一さんとは、プライベートの関係性と立場が逆転しますので、堤さんのみじめな顔をどんどん引き出せるように芝居をしていきたいです。堤さんは、いつもどーんと真ん中で立ってくださる方なので、胸を借りる気持ちで徹底的にやりたいなと思います。
鈴木おさむさんとは初めての仕事になります。テレビを見ていて面白いと思う番組には、かならず鈴木さんが関わられていることが多いです。「名刺ゲーム」は鈴木さんがテレビ業界の裏側を題材として作品を書かれたということで、とてもリアリティを感じました。堤さんが演じる神田役はじめキャラクターがクレイジーな人ばかりですし、エンターテイメントとして面白い作品になると思いますので僕自身も楽しみにしています。

鈴木おさむ さん(原作者)

この名刺ゲームが映像化されることは絶対にないだろうと思っていました。
テレビをずっと作ってきた僕が、ある意味、テレビを作る人たちの膿みの部分を晒しているところもあるからです。だけど、今回、この最高のキャストとスタッフで「名刺ゲーム」を 最高のエンターテイメントドラマでお届けできることは本当に感謝しています。仕事ができる人ほど時に人を深く傷つけることもあります。自分の正義は他の人にとっては悪だったり不幸だったりする。この物語は一見、ファンタジーなパッケージに包まれていますが、そこから滲み出てくる人間物語は、皆さんの近くにもあるかもしれない物語。この冬、あなたもこのゲームに参加して、汗をかいていただきたい。                              放送作家 鈴木おさむ

WOWOW「連続ドラマW 名刺ゲーム」あらすじ

地下のボイラー室。人気クイズ番組のプロデューサーでヒットメーカーの神田(堤真一)が目覚めると自分の首に謎の首輪がはめられていることに気づく。床には大量の名刺が散乱し、壁には同じ首輪をはめられ磔にされた娘(大友花恋)が…、2人は密室に囚われていた。そして、神田の前に突如として謎の男X(岡田将生)が現れる。男が神田に仕掛けるのはタイムリミット2時間の【名刺ゲーム】。ルールは自分がもらった名刺を探し当て、その持ち主に「正しく返す」こと。もし持ち主を間違えれば、自分か娘の首が爆破されるという残酷なゲーム。完全なる密室で、神田は娘を救うために【名刺ゲーム】に挑むが、そこには驚くべき秘密が隠されていた!

WOWOW「連続ドラマW 名刺ゲーム」は2017年12月2日[土]より放送スタート
毎週土曜よる10時 (全4話) 【第1話無料放送】
WOWOW「連続ドラマW 名刺ゲーム」公式サイト

WOWOW新規お申込・ご加入(ネットからの加入はお得です)

【関連記事】
堤真一「岡田将生による監禁?!は居心地良かった」
鈴木おさむ著「名刺ゲーム」 (扶桑社文庫)をAmazonで購入する

モバイルバージョンを終了