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イーサン・ホーク「エベレット役を自分のものにするためじっくり考えた」

映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』(原題 MAUDIE )は、カナダで最も有名な画家モード・ルイスと夫エベレットの夫婦の絆を描き、世界の映画祭で観客賞を受賞した感動作。俳優のイーサン・ホークは「大人の恋愛を描いた作品は本当に少ない。これは過去にない美しいラブストーリーだ」等と語る。

©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.

わずか4メートル四方の家で絵を描きながら暮らすモードを演じるのは、『ブルージャスミン』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、アカデミー賞作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』、それに『パディントン2』と実力派だけにふり幅のある演技をみせてるサリー・ホーキンス。一風変わった夫婦の愛の絆を繊細に描くのは、映画『荊の城』のアシュリング・ウォルシュ監督。

©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.
イーサン・ホーク

大人の恋愛を描いた作品は本当に少ない。これは過去にない美しいラブストーリーだ。実在の人物を演じる時はその人物を忠実に演じる面もあれば、自由に演じる面もある。ドキュメンタリーじゃないし、人の人生を完璧に再現するのは無理がある。

ノバスコシアの人たちが大好きだ。だからあの夫婦のインタビュー映像を見た時、この素晴らしい夫婦の物語を世に広めたいと思った。それと同時に 自分がエベレットだったらどうするか。役を自分のものにするためじっくり考えた。この映画の主題はエベレットの視点では他人の愛し方を学ぶことだ。

サリー(・ホーキンス)との共演シーンは全て本当に楽しかった。彼女は女優として素晴らしく高いレベルの才能を持っている。しかも強烈に感受性が高い。内心では彼女のことを“40キロの激情”と呼んでいたよ。

映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』あらすじ

カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモード(サリー・ホーキンス)は、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット(イーサン・ホーク)。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。 子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。

映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』インタビュー映像


©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.

映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』(松竹 配給)は2018年3月3日[土]より全国公開中

映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』公式サイト http://shiawase-enogu.jp
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