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沢尻エリカ、芸達者な愛猫グリグリにメロメロ!

女優の沢尻エリカが6年ぶりに主演する映画『猫は抱くもの』の完成披露に、共演の吉沢亮、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、それに犬童一心監督と出席。本作撮影後に譲り受けたロシアンブルーの愛猫グリグリの芸達者ぶりにメロメロだった。

左からコムアイ(水曜日のカンパネラ)、沢尻エリカ、吉沢亮、犬童一心監督

本作は、元アイドルのアラサー女子の沙織に、自分を人間だと思い込むロシアンブルーのオス猫・良男(吉沢亮/グリグリ)が恋をする物語。そのためイベントでは猫談義で盛り上がり、フォトセッションでは全員が猫ポーズを決めた。

犬童監督は「スタッフ、キャストともに新しいものを作ろうと新鮮な気持ちで臨みました。そのグルーヴ(groove)に心を開いて入り込んでもらえれば」と話す。

左からコムアイ(水曜日のカンパネラ)、沢尻エリカ、吉沢亮

なりたい自分になれず、こじらせ女子の沙織役を沢尻にオファーした犬童監督は、用意周到だった。(それ以前に)日本アカデミー賞授賞式で、沢尻のもとに自ら挨拶に出向き、下地を作っておいたそう。それは沢尻の魅力が不可欠で「物語のクライマックスに向けて野蛮なコアとグルーヴが求められ、俳優のぶつかり合いや映像のトーンは計算されたものではなく、その場で生み出されて行くものが溢れでれば」という考えがあってこそ。

沢尻は「出演は即決でした。チャーミングな監督だと覚えていたこと。それに猫作品で元アイドルの役を演じるのであれば、面白いものになりそうと思えた」と振り返る。さらに「(元アイドルとして)歌って踊っては新鮮。練習も含めてすごく頑張りました!」とアピールもしっかり。けれども「舞台シーンから、ワンカットの長回しで撮った時には喜怒哀楽の振り方がすごく難しいかった」と、事前に二週間も綿密にリハーサルした特定のシーンに言及する場面も。

オス猫・良男の擬人化を演じた、吉沢はあまり猫には詳しくなかったそう。「沙織に撫でられて気持ち良くなりすぎて逃げ出すシーン」は“猫好き”な犬童監督の演出であることや、もし猫になったら女性に抱っこされること、パリーンと高級なモノを割ってお澄まし顔を決めてみたいという願望を語り、黄色い声援を浴びた。

コムアイは猫の好きな仕草を実演! 

コムアイは、映画初出演でメス猫キイロを演じている。そして本作について、「人生につまづいたヒロインの立ち上がるまでを表に出ない面を描いた物語」なのだと解釈し、本作を観ることで「一生懸命になり過ぎて、手放せないものだと思い込んでいることなどを、気持ち良く手放せるようになればと思います!」と新たな視点を披露した。

沢尻エリカの愛猫グリグリ

イベント終盤には、劇中猫の良男(沢尻家ではフランス語で「灰色」=「Gris」=グリと命名)が登場! 映画の撮影さながらに、犬童監督がマイクを向け、一言ご挨拶を求めると絶妙なタイミングで「ニャーン!」と鳴き声を披露! これには良男の擬人化を演じた吉沢もガッツポーズしながら嬉しそうに微笑み、沢尻は芸達者な愛猫に「ロシアンブルーは出で立ちもシルエットも美しいのです。可愛い!いい子!できる子~」と溺愛ぶりを伺わせた。

吉沢亮と沢尻エリカ、仲良く猫ポーズ

なお、司会者より本作が上海国際映画祭コンペティション部門に108か国、3400本以上のエントリーから選ばれたと語られると、犬童監督はすかさず、「沢尻さん、ぜひ行ってください!」と映画祭参加をお願いしていた。

映画『猫は抱くもの』(キノフィルムズ 配給)は2018年6月23日[土]より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国公開
©2018「猫は抱くもの」製作委員会

吉沢亮と沢尻エリカ、仲良く猫ポーズ

映画『猫は抱くもの』公式サイト http://nekodaku.jp
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【予告編】沢尻エリカに恋する吉沢亮『猫は抱くもの』僕=猫じゃダメ?
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