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『未来のミライ』星野源「家族を描く作品がすごく好き」

『未来のミライ』星野源「家族を描く作品がすごく好き」

アーティストで俳優の星野源が、映画『未来のミライ』ジャパンプレミア完成披露試写会に来場し、「僕は家族を描く作品がすごく好き」という持論と、同作の魅力について熱弁した。舞台挨拶には、細田守監督、上白石萌歌、黒木 華、麻生久美子も登壇した。

星野源「僕は家族を描く作品がすごく好き」

主人公の甘えん坊の男の子くんちゃんと、くんちゃんの妹のミライちゃんを中心に家族の姿を描く本作。「家族」というテーマに並々ならぬ思いを抱いている星野は、「僕は家族を描く作品がすごく好き! 自分は「血がつながっていなくても家族になれるんだ」という気持ちとともに、「血がつながっているという事は家族というものの根本にはならないだろう」と考えていたので、それを(本作では)世界中の人に伝わるように、しかも楽しいお話として描いていることがすごいと思いました」と熱弁!

「今、世界中で抱えている問題意識の現れであり、実はそういう家族像を細田監督は数年前に『バケモノの子』で描いているんですよね。それで今回の作品は、血のつながっている家族も、家族になるのは大変だという事だったり、家族になろうとするために、家族の中での自分の居場所だったり、家族ってなんだろうって思うところからスタートした登場人物たちが、家族になっていくという話なので、本当にファミリームービー、家族映画の最先端のすごい作品なんだなと改めて思いました」と話す。そうして「ものすごい作品を監督が作られたんだなという思いと、そういう作品に参加させてもらえてとても幸せだなと思いました」としみじみ。

そして「声で演じることがすごく楽しくて、家族のシーンなども一緒に並んでアフレコすることができたんです」とアフレコのエピソードを披露する。「監督がワンシーン毎にブースの中に入ってきてくれて、「このシーンは~です」と、細かく話してくれました」と述懐。

左から上白石萌歌、星野源、麻生久美子

そんな星野のアフレコぶりを、細田監督は、「星野さんに、おとうさん役をやってもらえて本当に幸運だなと思います」と感謝。「お父さんが置かれている複雑な状況を演じるのはすごく難しい。お父さん然としても気構えちゃうし、お父さん然としなくてもリアルじゃない。そうではなく、今のおとうさん自身が揺れゆながら、何かを探して追い求めているという、おとうさん像を星野さんが演じることで十分に表現されて、しかも魅力的になりました」と説明。それだけでなく、「おとうさんはこういう人だったんだ!と僕が発見することも多かったです」とまで言わしめた。

すると星野は「監督の横顔を見て「おとうさんはこういう人なんだろうな」という想像をしながら(アフレコを)行ったので、監督にそう言ってもらえて良かったですし、ホッとしました!」と安堵の表情を見せた。

映画『未来のミライ』(東宝 配給)は2018年7月20日[金]より全国公開

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