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中谷美紀「フランス映画が私の青春」

女優の中谷美紀が、フランス大使館公邸にて実施された「フランス映画祭2019 横浜」のラインアップ発表記者会見で流ちょうなフランス語で挨拶し、「フランス映画が私の青春」などとフランス映画への思いを語った。中谷は本映画祭のフェスティバル・ミューズを務める。

中谷美紀

中谷は「フランス映画祭がいよいよ開催となります。フランス映画はリュミエール兄弟が映画という素晴らしい芸術をこの世にもたらして以来、人々の心に寄り添い、そして誰かが言えなかった言葉を代弁し、時には世界に対して問題提起をする存在であり続けました。そうした素晴らしい映画の数々を、横浜のフランス映画祭で観ることが叶います。横浜の街は港町で、ご存知の通り、カンヌの街に少し似ています。映画もさることながら、街の風情も楽しんでいただけたら幸いです。ぜひ、皆様のご来場をお待ちしております」とフランス語と日本語で挨拶。→流暢なフランス語はぜひ動画でご覧ください!

昨年2018年より同映画祭の発祥地である横浜にて開催。横浜市の林文子市長は「昨年13年ぶりに横浜での開催で、たくさんの方から「毎年やってほしい」と声をかけていただきました。フランス映画というのは、生きる喜びや哀しみを知れる日本人にぴったりの映画だと思っています」と述べた。

左から川口均、イザベル・ジョルダーノ、中谷美紀、林文子、ローラン・ピック(敬称略)

今年のフランス代表団・団長は、クロード・ルルーシュ監督。ユニフランスのイザベル・ジョルダーノ代表は「今年の上映作品のテーマは3つです。第1のテーマはパリの街。光の街であり影もある。『アマンダと僕』『ディリリとパリの時間旅行』の2つです。第2のテーマは女性の視線で現代社会をみること。『愛しのベイビー』『カブールのツバメ』の2つです。第3のテーマは見捨てられた人々の報復です。『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』『崖っぷちの女たち』『社会の片隅で』『シノニムズ』です」とテーマとその作品を発表した。

また、音楽家ミシェル・ルグランさんとフランシス・レイさんの追悼イベントを行い、演奏は「慶應義塾大学ライトミュージックソサイエティ」がするという。

ローラン・ピック駐日フランス大使は、「今年は27回目のフランス映画祭。ユニフランス70周年、横浜・リヨン姉妹都市提携60周年という記念の年でもあります。日仏の関係性をフランス映画祭で発展させ、映画が友情の橋渡しとなり、内容豊かなものになることを願っております」と述べた。

ご一行と日産リーフ、フランス大使館の庭園にて

映画祭をサポートする日産自動車株式会社 川口均副社長は映画祭のオフィシャルカーとして同社の100%電気自動車である日産LEAFを提供することを話し、そして「私の青春時代はハリウッド映画ではなくて、まさにフランス映画が青春そのものでした。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』、『男と女』、カトリーヌ・ドヌーブの『昼顔』、『個人教授』・・・またレイモン・ルフェールの『白い恋人たち』のように音楽と映画が、心に深くしみわたるものでした」と語れば、中谷も「10代のころからフランス映画が大好きでした。川口副社長もおっしゃっていましたが、フランス映画が私の青春でした。『気狂いピエロ』『勝手にしやがれ』『大人はわかってくれない』や、クロード・ルルーシュ監督の『男と女』『白い恋人たち』『愛と哀しみのボレロ』など。光と影を大切にとらえ、人々の人生をつぶさに見つめ、弱者にまなざしを向け、ピリッとした笑いもあるのがフランス映画だと思います」とコメントした。

「フランス映画祭2019 横浜/ Festival du film français au Japon 2019 」(ユニフランス主催)は2019年6月20日[木]から6月23日[日]まで横浜みなとみらい地区にて開催

フランス映画祭は1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生した。

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「フランス映画祭2019 横浜」公式サイト www.unifrance.jp/festival/2019
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