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令和の少年少女の冒険!アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』

令和の少年少女の冒険!アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』

第1作の刊行から34年、初映像化から31年、日本を代表する青春エンターテインメントの金字塔として愛されてきた宗田理著「ぼくらの七日間戦争」を村野佑太監督がアニメーション映画化する『ぼくらの7日間戦争』は令和の少年少女の冒険物語となりそうだ。その世界観の一端が紐解かれる特報映像が届いた。

映画『ぼくらの7日間戦争』ティザービジュアル
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

監督を務めるのはテレビアニメ「ブレイブビーツ」で監督デビューし、「ドリフェス!」などの話題作を手がけてきた村野佑太。脚本を務めるのは、映画「ブレイブストーリー」やNETFLIXで話題となった「DEVILMAN crybaby」など、数々のアニメ大作を執筆してきた大河内一楼。実績のあるアニメストリーテラーと新鋭の監督が率いる制作チームによって“7日間”の冒険が紡がれるだろう。

この原作「ぼくら」シリーズは、1985年刊行「ぼくらの七日間戦争」からはじまった。その後も30年にわたって40作を超える続編が発表され、「ぼくら」シリーズの世界では、主人公の菊地英治や中山ひとみは中学生から高校生、大学生、そして大人へと成長していく姿が描かれた。

とくに「ぼくらの七日間戦争」は、管理教育への反発を描いたことで中高生を中心に共感を呼び、角川文庫での爆発的な人気となる第1次ぼくらブームをおこし、『ぼくらの七日間戦争』として実写映画化もされ大ヒットを記録した。宮沢りえの女優デビューにして初主演作として注目を集め、戦車や廃工場でのアクションといった大胆な演出が反響を呼び映画主題歌TM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」とともに80年時を象徴する作品となった。

映画『ぼくらの7日間戦争』(ギャガ、KADOKAWA 配給)は2019年12月より全国公開
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

宗田 理さん(原作者)

子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて読み続けられているのではないかと思います。これは作者にとってこの上ない喜びです。今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。

村野佑太さん(監督)

解放区より愛をこめて―
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。 今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で冒険することを容易くさせました。
しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。

映画『ぼくらの7日間戦争』特報


©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

映画『ぼくらの7日間戦争』公式サイト 7dayswar.jp
公式SNS Twitter @7dayswar_movie| Instagram @7dayswar_movie| facebook @
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