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役所広司「大変苦労した」極限アクションを世界が注目!

役所広司「大変苦労した」極限アクションを世界が注目!

俳優の役所広司が日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(原題 Wings Over Everest |中国題 氷峰暴)の記者会見に出席し、「私は隊長役で大変苦労した(笑)。これほどスケールの大きい作品は日本では体験できないと感じた」とユーモアを交えて述べた。

サムズアップのポーズで決め!
©SIFF

6月15日より開催中の第22回上海国際映画祭のレッドカーペットに役所は主演として颯爽と現れ、テレンス・チャン(プロデューサー)、女優のチャン・ジンチュー[張静初]、俳優のリン・ボーホン[林柏宏]、ユー・フェイ[余非]監督と共に注目を浴びた。

そして翌16日の記者会見では、標高8,848M/氷点下50度という過酷な条件下の世界最高峰・エベレストを舞台に、極限のアクションシーンに挑戦した役所の口から壮絶な撮影現場秘話が語られた。

役所は「劇中、私が率いるヒマラヤ救助隊“Wings”は、72時間という厳しい制限時間の中で、あるミッションを達成しなければいけない。標高8,848Mのエベレストは、登るだけでもたった72時間では厳しいのですが、劇中、我々のチームは、大自然の厳しさに耐えながら実際に登っていくんです」と、本作の見どころを力説。一方で、「私は隊長役ですが、わがままな隊員たちばかりで大変苦労しました。72時間苦労しっぱなしの映画です(笑)」と役としての苦労を吐露すると、会場は大きな笑いに包まれた。

台湾のリン・ボーホン[林柏宏]と役所広司
©SIFF

そんな役所に対し、中国で大ヒットを記録し第83回アカデミー賞外国語映画部門中国代表作品に選ばれた『唐山大地震』のヒロインで注目され、アンディ・ラウ主演の『グレート・アドベンチャー』に出演、そして最近では『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などハリウッド超大作への出演も続くチャン・ジンチューは、「役所さんと組むのは、夢のコラボでした」と笑顔でコメント。Hey! Say! JUMPの山田涼介主演ドラマ「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」や映画『オーロラの愛』に出演のリン・ボーホンも、「私の役はヘリコプターパイロットだったので、危ない場所での撮影などはありませんでした。なので、危険な場所で撮影をした役所さん、チャン・ジンチューさんは本当に尊敬します!」と役所らに賛辞を送った。

第22回上海国際映画祭レッドカーペットにて
©SIFF

最後に、名匠テレンス・チャンとの初タッグに加え、国際色豊かなキャスト・スタッフらとの現場は多くの刺激もあったと語る役所は、「アジアの中で、映画を通して力を合わせて作品づくりをするというのはそう沢山機会はないと思うので、本当にいい機会をいただいたかなと思います」と充実した撮影期間を振り返り、日中合作ならではの本作の見どころを力強くアピール。盛大な拍手に包まれ会見は終了した。

映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(アスミック・エース 配給)は2019年11月15日[金]より全国公開
©Mirage Ltd.

映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』あらすじ

ヒマラヤ周辺国家は地域の平和のため地域会議を開催し、『ヒマラヤ公約』を締結することに。会議開催前、機密文書の乗った一基の飛行機がエベレスト南部に墜落。その文書はヒマラヤ地区の得難い平和的局面を脅かす可能性のあるものだった。インド軍側が緊急で派遣した特別捜査官だと自称する二人の男、ヴィクターとマーカスは、ヒマラヤ救助隊“Wings”を探し出し、エベレストに登って機密文書を取り戻す手伝いを依頼する。その依頼に懸念を覚えるWings 隊長・姜(役所広司)だったが、隊は深刻な財政難に陥っていたため、再三迷った後、エベレストガイドの任務を引き受ける。しかし、過酷な雪山の頂・デスゾーンで待ち受けているものが何かを知る者はいなかった。

Wings 隊長・姜(役所広司)
©Mirage Ltd.

映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』予告編


©Mirage Ltd.

2019年06月17日 掲載
2019年08月16日 更新[公開初日|主題歌入り予告編映像]

映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』公式サイト over-everest.asmik-ace.co.jp
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