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天海祐希『老後の資金がありません!』主演「切実な問題を素敵な作品に」

天海祐希『老後の資金がありません!』主演「切実な問題を素敵な作品に」

女優の天海祐希が19年ぶりの単独主演となる映画『老後の資金がありません!』の製作が決まり、普通の主婦・後藤篤子を演じる天海が「誰もが老いていく中、「老後の資金」を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻
ではあるけれどちょっと笑える素敵な作品になるのでは?と思います」など抱負をコメント。※コメント全文掲載

©2020『老後の資金がありません!』製作委員会

原作は、ドラマ「リセット~本当のしあわせの見つけ方~」(2012年9月,MBS)や、ドラマ「夫のカノジョ」(2013年10月,TBS)などの原作者・垣谷美雨が中央公論新社から2015年9月に発表した小説作品。2018年に文庫化され、現在累計26万部突破のベストセラー。現代日本に生きるすべての人が、実は心配しているが公に語られることの少ない老後の生活への不安を、緻密な取材を元にし具体的な金額と立派な様で実は問題ばかり抱えた親族たちを通して描いている。

主演は天海祐希。数々の大ヒット映画・ドラマに出演し、強い女性を体現してきた彼女の主演最新作。単独主演映画は『狗神』以来19年ぶりだ。監督は映画『こんな夜更けにバナナかよ 感動の実話』で、感涙だけではないユーモアを交えた秀逸な演出で観客を魅了した前田晢。人生100年時代と言われる中、避けては通れない問題であり、身近な話題として「老後の資金」に対する関心を高めているなかスクリーンに登場する!

平野 隆さん(企画プロデュース)

 本作は深刻な作品ではありませんが、真剣な作品ではあります。天海祐希さんとは以前「チア☆ダン」という映画でご一緒させて頂きましたが、真剣なお芝居の間から垣間見えるちょっとした表情から大いに笑わせて頂きました。チャールズ・チャップリンがコメディという手法で社会風刺したように、天海さんには最強のコメディエンヌとして現代日本最大の問題に挑戦して頂きたいと思いオファーさせて頂きました。

天海祐希さん(主演・後藤篤子役)

このお話をいただいた後、「老後の資金」が何千万ないといけないなどとニュースになりまして、とてもタイムリーな作品だと思いました。原作も、クスクス笑い、考えさせられながら拝読しました。きっと、どなたでも共感できる作品なのではないでしょうか。誰もが老いていく中、「老後の資金」を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻ではあるけれどちょっと笑える素敵な作品になるのでは?と思います。ぜひ、この作品を観て老後の 問題を先に知って頂いて、ご自分の人生を考えつつ、将来に備えて頂けたらいいなぁと。前田監督を始め、素晴らしいスタッフ、キャストと、観てくださる皆様に楽しんでいただける様撮影中です。きっと、クスクス笑いながらも皆様の毎日に役立つ作品になると思っています。ぜひ、楽しみにして頂けたら嬉しいです。

前田哲さん(監督)

 「映画について」
タイトルに惹かれてしょうがない。誰もが気になり、避けては通れない「老後」のこと。そして、強烈なキャラクターが勢ぞろいした濃いキャスト。映画として面白くならないわけがない。だからこそ、悩ましい。もしつまらなければ、監督のせいである。嬉しい悲鳴をあげながら、撮影している。「ああ、映画をどうすればいいのか? 」と、同時に、「ああ、老後をどうすればいいのか?」大きな問題が二つも迫っている。その答えは、映画の中にある!? この映画は、人生に明るさと元気と、幸せをもたらす物語であります。
「天海祐希さんへのコメント」
天海祐希さんはジョーカー!どんな設定であろうが、いかなる状況だろうが、ベストに遂行され、アクシデントさえも取り込んでしまう、その多様性と万能さは、オールマイティなトランプのジョーカー以上の活躍である。

垣谷美雨さん(原作者)

節約を重ねてコツコツ貯めてきたのに、見栄を張ったばかりに一瞬で使ってしまった。それ以来、老後の不安が胸の奥にどっしり居座っていて、ふとした拍子に泣き出したくなる……。 『老後の資金がありません』は、お金の使い方に生き方そのものが表れるという思いから書いた小説です。今回の映画は、原作を超えてさらに広がりを見せてくれます。あの小説がどんなふうに表現されるのだろう、映画には小説とは異なる感動と面白さがある。そう思うと、原作者としてもワクワクしてきます。

岡田有正さん(プロデューサー)

「老後の資金がありません」というインパクトのあるタイトルに惹かれて原作を読んだのは、老後の資金が2000万円必要だと世間が騒がしくなる前の2018年の事でした。家計の出費が重なり、貯金が目減りしてお金に悩む主婦の話なのですが、誰もが直面するであろう家族に纏わる問題が詰まっていて、一見シリアスになりそうな話なのに魅力溢れる登場人物によってユーモアたっぷりに描かれていました。直ぐにこれは大人が見られるコメディ映画に するべきだと思い原作の権利をお預かりさせて頂きました。主人公は真っ先に天海祐希さんを思い浮かべました。日本を代表する国民的スターの天海祐希さんなら、ごく普通の主婦に扮し、お金に悩まされ立ち向かって行く姿を、美しくコミカルに体現出来ると思ったからです。天海祐希さんから快諾頂き、そこから一気に企画が動き始め、前田哲監督、脚本の斉藤ひろしさん、素晴らしいスタッフの皆様、想像を超えるオールスターキャストの皆様に集結して頂きました。今から映画の完成が楽しみで仕方ありません。
将来の不安を和らげ、笑えて泣けて為になる大変お得な映画になります。まさに今現在起きている老後資金の大問題に直面する、これまで見たことのない天海祐希さんの主婦の奮闘に期待して下さい。

映画『老後の資金がありません!』(東映 配給)は2020年9月18日[金]より全国公開
©2020『老後の資金がありません!』製作委員会

映画『老後の資金がありません!』特報


©2020『老後の資金がありません!』製作委員会

映画『老後の資金がありません!』あらすじ

主人公・後藤篤子は、家計に無頓着な旦那・章とフリーター娘のまゆみ、大学生の勇人を息子に持つ、節約がモットーの ごく普通な主婦。夫の給料と自身がパートで稼いだお金をやり繰りし、憧れのブランドバッグも我慢して、コツコツ老後の資金を貯めてきた。篤子には病気の舅と、高級ケアマンションで暮らす姑の芳乃がいた。月々のケアマンションの費用だけでも痛手だったのに、舅が亡くなり、章の妹・志津子と葬式代を誰がいくらを出すかで揉め、結局400万円近くも支払うことに。さらに、パートの契約が更新されず、篤子はクビを言い渡されてしまう…。そんな中、まゆみが結婚相手を家に連れてきた。メタルのバンドマン・琢磨は見かけによらず地方実業家の御曹司で、半年後の結婚式は格式高い麻布寿園で行いたいという。しかも費用は折半で。篤子は多額の出費予定に慄きながら、なんとかまゆみを送り出した。(2020年/日本映画/)
原作:垣谷美雨「老後の資金がありません」(中公文庫)
企画プロデュース:平野隆 プロデューサー:岡田有正、下田淳行
脚本:斉藤ひろし 監督:前田哲
制作プロダクション:ツインズジャパン

映画『老後の資金がありません!』公式サイトrougo-noshikin.jp
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