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『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶

『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶

日本アカデミー賞で最多の8冠に輝き、日本のみならず北米をはじめとする世界で大ヒットを記録し、第96回米国アカデミー賞®視覚効果賞をアジア映画で初めて受賞した映画『ゴジラ-1.0』。3月20日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて、アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶&全国348館同時生中継が開催され、神木隆之介、浜辺美波、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、青木崇高、山崎貴監督が登壇した。

左から青木崇高、吉岡秀隆、神木隆之介、山崎貴監督、浜辺美波、佐々木蔵之介

青木は「日本映画最高の舞台挨拶へようこそ!」と発して、大きな拍手を受けた。公開から4か月半経ち、国内累計興行収入は65億円を突破。昨年公開の実写作品ナンバーワン。日本を含む世界興行収入は73,19万ドル(約109,8億)を記録し、全世界で175億円を突破した。(3月20日現在)
この日の舞台挨拶には、本物のアカデミー賞オスカー像も。山崎監督から許可を経て、壇上では受賞式さながらに、キャストたちが手渡しし合う一幕もあった。

イベントの後半では「即席囲み取材」が行われ、キャストたちが山崎監督を直撃した。

神木:
(レポーターの口調になり)じゃぁ録音の方させていただいてよろしいですか?このたびはアカデミー賞受賞おめでとうございます。あの質問なんですけども、山崎監督は“世界の貴(たかし)”と言われておりますけども、世界の貴の次を目指されるということで、次は宇宙の貴でよろしいでしょうか?

山崎監督:
(笑顔で)うるさいわ!(笑)!

浜辺:
(レポーターの口調になり)おめでとうございます。東宝芸能の浜辺です。あの普段はこちらのオスカー像はどちらに飾られているのでしょうか?

山崎監督:
僕個人の賞ではなく、白組で撮った賞なので、白組に置くことになっています。「専用のガラスケースを買う」って言ってました。

浜辺:
ぜひ下からとか上からとか(明かりで)照らせるやつがいいですね。楽しみにしています。

吉岡:
(レポーターの口調になり)“三丁目(「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ)”芸能の吉岡です。賞をとった日の夜は、どんな夢をご覧になりましたか?

山崎監督:
オスカー像を持ったままパーティーとかいろいろ行かないといけなくて、本当に重さが辛くなって、ボロボロに疲れてホテルに戻って泥のように眠りました。夜中に目が覚めて、ポツンと置いてあるオスカー像見て、それまで非現実的なことだったけど、初めて(受賞を)実感しました。

吉岡:
像が巨大化はしなかったですか? 怨念のような像が身体に乗って金縛りにあうとか?

山崎監督:
(笑)しなかった! オスカー像身体に乗っていたら怖いよね?!

オスカー像はプライスレス!

受賞、おめでとうございます! フォトセッションでは、ゴジラポーズも!

佐々木:
“僕になんでそんな質問してくんねん”と思ったけど、「オスカーを取ったら賞金はいくら?」って。「たぶん賞金ないよ」って答えたけど、ないですよね?

山崎監督:
授賞式を協賛するスポンサーさんから提供されるお土産があって、賞を取らなかった人たちは、結構な金額のお土産がもらえるらしいんですよ。噂で聞いたけど、ん百万円のお土産らしいです。僕も最初は(お土産を)もらえると思ったんだけど、「オスカーの人はないです」って言われて……。

佐々木:
あ、そうなんですか。なるほど。ちょっとそれ、楽しみですよね。むしろ賞金ないんやったら、「このオスカー像は日本円でいくらぐらいの感覚ですか?」と聞こうと思いました。

山崎監督:
プライスレス!

神木さん:
確かに!

青木:
(レポーターの口調になり)週刊“震電(作中の戦闘機名)”の青木です。アカデミー賞のスピーチは前もって準備されたのですか。

山崎監督:
本当に英語ひどくてボロボロで申し訳ない。散々いじられましたけど、事前に書くぐらいは(受賞を)期待していました。

青木:
(当落は)事前にわからなかったんですか?

山崎監督:
全然わからない。匂わせを楽しみにしていたんですけど、一切匂わせはなく。僕は五分五分だと思っていたので、もし呼ばれたら何か読むものがないと恥ずかしいなと思っていて、日本語で書いて通訳の方に翻訳してもらったんですけど、直前まで書き直しをいっぱいしていて、一度も通しで読んでなくて、慌てて書いているから字が汚い、それで壇上に上がったら緊張しているし、どこを読んでいいかわからないぐらい字が汚くて読めなかった。そしたら横で(白組の)渋谷が「(スピーチの制限時間)45秒経ったら音楽が鳴るから!」ってずっと言っていて。ドキドキしちゃって、アワアワしていた。多分アメリカの人たちは何を言っているかわからなかっただろうけど、「頑張って読んで」って感じで優しかったですね。

青木:
いえ、本当に素晴らしいスピーチでした。

吉岡:
プレゼンターがシュワルツネッカーさんだったから、(映画『ターミネーター』シリーズの台詞)「I’ll be back(アイルビーバック)!」と言って欲しかったな(笑)。

山崎監督:
そんな洒落たことを言えるような雰囲気じゃないんだよ(笑)。

山崎貴監督は、この日もゴジラシューズで登壇

この流れで、山崎監督からスティーヴン・スピルバーグ監督との貴重なやりとりが明かされた。「スピルバーグはガチで3回(「ゴジラ-1.0」を)観てくれました。最初は自宅にあるシアターで見て良かったので、IMAXで見てそれも良かったので、その後ドルビーシネマで観たそうです。その(話をした)時、僕ずっとゴジラのフィギュアを持っていたんだけど、スピルバーグが超欲しそうに見てるんです。『それどこで買えるの?』と聞かれて、『“一番くじ”と言って、くじを引いて当たらないともらえない』と答えたら、“買えないのか”みたいな顔をしていたので、『いりますか?』と言ったら、『くれるの?!』って。青い背びれのラストワン賞のゴジラと、A賞のゴジラとふたつ持っていたので、『一つしかあげられないけど、どっちがいいですか?』と聞いたら、すごく悩んで、『こっち』とA賞の黒いゴジラを持って帰られました」。

そして、「スピルバーグの家には今「一番くじ」のゴジラがいる。何が嬉しかったかって、スピルバーグの心の中には、まだ少年の気持ちが残っていることが本当に嬉しかった」と笑顔をで語ってくれた。

映画『ゴジラ-1.0』(東宝 配給)は2023年11月3日[金・祝]より全国公開
©2023 TOHO CO., LTD.

映画『ゴジラ-1.0』公式サイト
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