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『メランコリア』鬼才監督渾身のスピリチュアルドラマ【溺愛×偏愛シネマ】

[シネママニエラ]映画『奇跡の海』でカンヌ国際映画祭グランプリを、映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で同映画祭パルムドールを受賞した鬼才ラース・フォン・トリアー監督の最新作『メランコリア』日本公開が2012年2月に決定したことが発表された。主演のキルステン・ダンストは、本作で第64回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた。

『メランコリア』より ©2011 Zentropa Entertainments ApS27

ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」をバックに映し出される異様なまでに美しく荘厳な地球の最期。そこで試される静謐なる魂の救済、深淵なる孤独と絶望。それらを圧倒的な映像美で描き切り、観る者の奥底にある暗部を抉り、感情を揺さぶり、そして心を鷲掴みするトリアー監督渾身の人間ドラマ。

主人公ジャスティン役に映画『マリーアントワネット』『スパイダーマン』シリーズのキルステン・ダンスト。ジャスティンの姉・クレア役には、映画『恋愛睡眠のすすめ』『アンチクライスト』のシャルロット・ゲンズブール。そのほか大人気ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」のキーファー・サザーランド、シャーロット・ランプリング、ジョン・ハートなど、世界各国の名立たる俳優陣が出演している。

特筆すべきことは、映画『アンチクライスト』で第62回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したシャルロット・ゲンズブールに続き、本作ではキルステン・ダンストも第64回カンヌ国際映画祭主演女優賞を獲得していることだ。

映画『メランコリア』あらすじ

泣いてもいい。笑ってもいい。もう、世界は終わるのかも知れないから──。
ジャスティン( キルスティン・ダンスト)は伴侶となるマイケル(アレクサンダー・スカルスガルド)との結婚パーティを、姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)の豪華な邸宅で行う。クレアの夫(キーファー・サザーランド)らみなから祝福されて幸せなはずなのに、なぜだかジャスティンは、ある種の空しさに駆られていた。そして、巨大な惑星メランコリアが地球に向けて近づいていることを知り、焦燥や絶望ではなく、何故か、心が軽くなっていく感覚を覚える。だがそれは同時に、メランコリアが世界の終わりをもたらすことをも意味していた。

海外版『メランコリア』予告編


TrailerAddictより

原題=MELANCHOLIA
日本公開=2012年2月17日
配給=ブロードメディア・スタジオ
公式サイト
©2011 Zentropa Entertainments ApS27

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