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蒼井優「岩井俊二監督『ヴァンパイア』で変態度は∞(無限大)」

蒼井優「岩井俊二監督『ヴァンパイア』で変態度は∞(無限大)」

[シネママニエラ]9月15日、岩井俊二監督による長編劇映画『ヴァンパイア』が公開初日を迎え、渋谷シネマライズでは岩井監督と、日本人留学生ミナ役で外国映画に初出演を果たした蒼井優が登壇し、舞台挨拶を行った。蒼井は人生初のショートカット姿を公の場でお披露目するかたちとなった。

蒼井優

もともとヴァンパイア映画は好きだという岩井監督は、「プロになってから一度は撮りたいジャンル」だが、やるのであれば「誰もやってないパターンで。太陽の下でも大丈夫なヴァンパイアがいたら面白いなと思って、そこからアイディアが沸き書きためた」という。病身の母親と暮らす高校教師の主人公サイモンが血を求め、あるwebサイトに集まる少年少女との出会いを経て、ピュアな愛に目覚めるラブストーリー。

岩井監督は「この映画を撮影したのは一昨年で、去年の1月に完成していたのですが、東日本大震災があり、自分も被災地出身なので、自分なりにできることをやろうと思い、『ヴァンパイア』の公開を後ろにずらしました。ようやく公開できて、やっとここまできたなという感じです」と心情を吐露。

「わたしの映画デビュー作『リリイ・シュシュのすべて』も、このシネマライズから上映が始まったので、今日こうして岩井さんと壇上に立てることが嬉しいです」と喜びを口にした蒼井だったが、8年ぶりの仕事で互いの変わった点を問われると、「変態度」とボードに記入し「映画を見て頂いたらわかると思いますが変態度に拍車がかかっています(笑)。変態度は∞(無限大)。もちろん褒め言葉です」と述べた。実は蒼井は、大河ドラマの撮影中に強行スケジュールで現地に行ったとのことだが、「今でも夢じゃないかと思うほど、幸せな時間でした」と振り返った。

すると岩井監督も「蒼井さんは僕の台本に食いついてくるくらいなので、それなりの変態度があると思いますよ(笑)」と応酬。旧知の仲とあって、トークは大盛り上がりをみせた。

原題=VAMPIRE
日本公開=2012年9月15日
配給=ポニーキャニオン
公式サイト vampire-web.com
VAMPIRE ©2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.

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