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月一オススメ映画2012年10月編―『アルゴ』『伏-鉄砲娘の捕物帳』『思秋期』『ツナグ』ほか

『伏-鉄砲娘の捕物帳』すっかり不定期掲載になってしまった「月一オススメ映画」ですが、2012年10月の劇場公開作品から厳選。

画像は映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』より
©桜庭一樹・文藝春秋/2012映画「伏」製作委員会

以下、太字がタイトル、そのあとのURLは映画公式サイトです。

10月6日公開

『アウトレイジ ビヨンド』
http://www.outrage-movie.jp/
クールな前作に魅了されたが、本作の狙いは別にあり。女子ウケもいいようですよ。監督曰く「新たな手法を取り入れた」北野版の極道シリーズを(シリーズ化に期待を込めて)目撃しよう!

『ロラックスおじさんの秘密の種』

人間と環境の共存を説教くさくなく描いているので、親子での鑑賞をオススメ。タイトルにある“ロラックスおじさん”は物語のメインではなくて、でも彼の降臨シーンの仕草にキュン!

『ツナグ』
使者というファンタジックな設定に説得力をもたらせた樹木さん、さすが。孫とのやりとりにもジーン。そのほか登場人物は母と息子、ライバル心を抱く女子高生、婚約中のカップルという関係性は異なれど相手を敬う気持ちの大切さを再認識させてくれる良い物語。

『新しい靴を買わなくちゃ』
北川作品好きだけど、これは微妙。なにせ韓流に夢中になる女子の恋愛劇に思えたから。パリの街並みは素敵だし、ミポリンがキュートだし、向井クンもお役目は果たしているのだが。あ!スズメ(桐谷)とカンゴ(綾野)の恋模様は◎。

『ロスト・イン・北京』

中国映画の全貌2012


中華圏代表の国際派女優ファン・ビンビンが濃厚な濡れ場を見せた本作。従業員の女性ピングォが(実は既婚者というのがポイントで)社長に職場で強姦されている場面を窓ふきの男(実はピングォの旦那)が目撃し大騒動に。

『私の少女時代』

中国映画の全貌2012


ノスタルジー満載と思ったらば、実話ベース。下肢が麻痺した少女ファンダンと少年リジャンの友情ドラマ。中国版ヘレン・ケラーとして【映画で知る世界】としても取り上げたかったのだが、諸事情でこちらに。

10月12日公開

『推理作家ポー 最期の5日間』
推理作家とクライム小説模倣犯との戦いを、史実である謎の死にいかに結びつけるのか、に注目。主役はジョン・キューザックなのだけど、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のルーク・エヴァンスの活躍にドキドキ!

10月13日公開

『SAFE/セイフ』
ジェイソン・ステイサムの映画『トランスポーター』『メカニック』に並ぶ新キャラを楽しもう!という作品。

『桃(タオ)さんのしあわせ』
自分にとっての人生のささやかな幸せは何か。それに気が付けるだけで、生きることのつらさがやわらぐのだと思う。

10月20日公開

『伏 鉄砲娘の捕物帳』

直木賞作家・桜庭一樹が、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」を新解釈した原作を基にアニメーション化。“おおかみこども”の次は、“いぬにんげん”の伏(ふせ)。尾を振る犬は叩かれず、と言うけれど……切なくて愛おしくなるドラマと桜越しの江戸は絶景かな。

『思秋期』

人生応援ムービー! 他人に伝わりにくい感情ってありますよね。強烈な感情表現が実は愛情だとか、女性をティラノサウルスと呼ぶ男性の真意など。傷だらけの人間同士が出会うことでも、人は救われるのか。一歩踏み出せるように背中を押してくれる物語。

『エクスペンダブルズ2』

『希望の国』

『ペンギン夫婦の作りかた』

10月26日公開

『アルゴ』
http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/
18年間封印されていた、CIAが実際に行った人質救出作戦を映像化。ベン・アフレックが『タウン』に次ぐ監督作で、学習能力and実力があることを証明。冒頭の暴動シーンで鳥肌。実話ベースなので結末は分かるのに劇場に居る感覚は皆無で、ラストまでスリリング。

10月27日公開

『終(つい)の信託』
愛ある決断を司法で裁けるものか?!
―→関連記事周防正行監督、映画『終の信託』で道義心を問う

『声をかくす人』
名優ロバート・レッドフォードが、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン暗殺の共謀者として、米国初の女性死刑囚メアリー・サラットの末路を映す実録ドラマ。ジェームズ・マカヴォイが若き弁護士を好演。

『009 RE:CYBORG』
http://www.ph9.jp/
映画『009 RE:CYBORG』予告編

2012年10月12日 掲載
2015年03月15日 再現

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