韓国の奇才監督キム・ギドク１８作目
ベネチア国際映画祭で金獅子賞受賞作。犯罪者の心を揺り動かす母の愛とは？
３０年間親の顔も知らず、天涯孤独に生きてきた男イ・ガンド（イ・ジョンジン）。債務者に重傷を負わせ、その保険金で、利子が１０倍に膨らんだ借金を返済させる、血も涙もない借金取立て屋である。
そんなガンドの前に、ある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女(チョ・ミンス)が現れる。ガンドは信じず、彼女を邪険に追い払うが、女は執拗にガンドの後を追い、アパートのドア前に生きたウナギを置いていく。ウナギの首には、「チャン・ミソン」という名前と携帯電話番号が記された、１枚のカードが括り付けられていた。
タイトルに含まれるピエタとは、十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く聖母マリア像のことで、慈悲深き母の愛の象徴。本作では、強靭な母の愛が、重要なキーワードの１つとなっている。
映画『嘆きのピエタ』予告編
キム・ギドク監督
1996 鰐（ワニ） Crocodile
1997 ワイルド・アニマル Wild Animals
1998 悪い女 青い門 The Birdcage Inn
2000 魚と寝る女 The Isle
2000 リアル・フィクション Real Fiction
2001 受取人不明 Address Unknown
2002 悪い男 Bad Guy
2002 コースト・ガード The Coast Guard
2003 春夏秋冬そして春 Spring, Summer, Fall, Winter…and Spring
2004 サマリア Samaritan Girl
2004 うつせみ 3-Iron
2005 弓 The Bow
2006 絶対の愛 Time
2007 ブレス Breath
2008 悲夢 Dream
2011 アリラン Arirang
2011 アーメン Amen（未）
2012 嘆きのピエタ Pieta
2014 メビウス Moebius
2015 ワン・オン・ワン ONE on ONE（予定：邦題未定）
R-15
英題＝Pieta
日本公開＝2013年6月15日
韓国公開＝2012年9月6日
配給＝クレストインターナショナル
公式サイト http://www.nagekinopieta.com/
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