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福山雅治、コドモ嫌いは誤解。自信作『真夏の方程式』を語る!

福山雅治、映画『真夏の方程式』
福山雅治、映画『真夏の方程式』レッドカーペットにて
[シネママニエラ] 映画『真夏の方程式』のレッドカーペットイベントが6月23日、六本木アークヒルズのアーク・カラヤン広場にて開催され、福山雅治、吉高由里子、そして西谷弘監督が、立錐(りっすい)の余地もないほど集まったファンからの大歓声を受けながら、握手&サインのファンサービスを行った。なお、このカーペットの長さは映画初日にちなみ62.9メートルあった。

映画『真夏の方程式』ジャパンプレミア舞台挨拶

物理学者の湯川学が難事件を解決する様を描くガリレオシリーズの映画化は本作が第2弾で、スクリーンへの登場は実に5年ぶり。湯川役の福山は「(本作の)タイトルを『真夏の容疑者』と思わず言いかかってしまいました」というお茶目な前置きをしつつ、前夜放映のスピンオフドラマ「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ」にも触れ、「西谷監督は細部までこだわる方でスピンオフドラマは放送直前まで編集していたそうです。ドラマの撮影は20日に終わったんですけど、(撮影が)終わったと思ったらスグに映画のプロモーションが始まり、(本作公開に向けて)気を引き締めて数週間を過ごしたいと思います」とキッパリ!

新ヒロイン岸谷美砂役の吉高は、昨年の晩夏に本作で初めて岸谷役を演じ、それからドラマ版に突入したという。「わたしは滑舌が良いほうではないので何度もNGが出て……。これほど台本を持ち歩くことは今までなかったので、撮影が終わってようやくバックから台本を取り出せて『良かった~』」と、笑顔で心情を吐露。そんな吉高のことを福山は、自由奔放なイメージだったと言い、実際共演してみると「誠実なお芝居をする人。誠実なあまりよく間違える、一生懸命なあまり台詞を噛んでしまう。そういう必死な面が仕上がりに反映されていいものになった」と褒めれば、西谷監督も(吉高の)刑事役は「説明セリフが多くて、非日常的なことが多く演じるのが簡単ではない役。台詞は言えても目が刑事ではないとか、お辞儀などの動きを矯正していった」と演出と役作りのコツを明かした。

本作のお気に入りのシーンとして、吉高が湯川先生と少年のシーンに「キュンとした」と語ったことから、コドモ嫌いという設定である湯川の話に。福山が「ドラマでも幼児教室の幼児たちと絡むシーンがありましたが、子どもたちがあまり近寄ってこないんです。でも、今日会場にいらしているお子さんはグイグイきてくれて、『(子どもに)嫌われているわけじゃないんだ』と分かってうれしかったですね。僕自身は子ども嫌いではないです」と、役柄によるイメージの定着を払拭すべく弁明。

※湯川と少年との交流を描く印象的なシーンで登場する実験ペットボトル・ロケットの実演も行われた(写真・下)

トークイベントの最後に福山は、「完成作を観て一観客として泣けるシーンがたくさんあった。知りながら見過ごしたり、見ないようにしたり、目をそらしてはいけない大切な問題、忘れてはいけない大切なことを教えていただいた。描こうとしているテーマは非常に大きく、人間はなぜ生きているのか。豊かな自然と人間との共生について改めて考えて欲しい。そういう原作者の思いにも踏み込んでいる」と自信作の魅力を述べ、普遍的なメッセージを受け止めて欲しいと訴えかけた。

ドラマ「ガリレオ」最終章は6月24日、30分枠拡大放送

福山雅治、映画『真夏の方程式』

日本公開=2013年6月29日
配給=東宝
公式サイト http://www.galileo-movie.jp/
©2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社

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