サイトアイコン シネママニエラ

橋本愛「とてもいい体験」ベルリン初訪問で観光・散策!

[シネママニエラ]女優の橋本愛が主演映画『リトル・フォレスト』(森淳一監督、英題:little forest)の第65回ベルリン国際映画祭の「キュリナリー・シネマ」部門での同作上映にあわせ訪独し、ベルリンの街を散策した様子を公開した。

橋本愛、ドイツでケーキを食べる

橋本は「初めて国際映画祭に参加して、国境に関係なく、人と人として心を通わせることができたのかな、ということがすごく嬉しかったです。とてもいい体験をさせて頂きました」と感想を述べた。今回の訪独の間には舞台あいさつやトークセッションなどに森監督とともに出席。舞台あいさつ前にはベルリンの街を散策している。

橋本愛の観光・散策レポート


まずは「ポツダム広場」にある「ベルリンの壁」の前で記念撮影。東西に分かれていた街の歴史をガイドから聞き、感銘を受けた様子。

また広場近くにある映画博物館とアーセナル劇場(クラシック作品やアート系の劇場が入っている)に興味深々。現在映画祭に合わせてやっていたヴィム・ヴェンダース監督の特集上映を滞在中に是非見たいな、と語り「ベルリンに住んでたら毎日ここに通っちゃいそう」と映画好きな顔をのぞかせました。

「ブランデンブルグ門」前では、ヴェンダース監督の代表作である「ベルリン 天使の詩」で有名になった天使の像がある戦争勝利記念塔を見つけ、大興奮。

続いて、有名なカフェ「Tucher am Tor」でランチ。名物のカリー・ヴルスト(カレーパウダーをかけたソーセージ料理)を堪能。「このお料理は、ものすごく好きな味!ようやくドイツらしいお料理が食べられた!」と大喜び。

映画『リトル・フォレスト 冬・春』は、2015年2月14日[土]よりロードショー

配給=松竹メディア事業部
公式サイト littleforest-movie.jp
©リトル・フォレスト製作委員会

リトル・フォレスト 夏・秋をAmazonで購入する
リトル・フォレスト 冬・春 Blu-rayをAmazonで購入する

橋本愛の観光・散策レポート

この店のドイツ家庭料理がとても気に入った様子で、他にもRindfleischeintopf mit Gemuese(牛肉と野菜の煮込み料理)、KoenigsbergerKlopse(ケーニッヒスベルグ風肉団子)、Berliner Kartoffelsuppe(ベルリン風ポテトスープ)、Regionale Fischsuppe(田舎風魚のスープ)、Kuerbissuppe(パンプキンスープ)、Blechkuchen(リンゴとクランブルのケーキ、チェリーとチョコレートのケーキ)に舌鼓。

お腹がいっぱいになったところで、いよいよベルリン国際映画祭の会場へ移動。映画祭チケット売り場では『リトル・フォレスト』の表示を見つけて大喜び。大勢の人たちが並んでチケットを買っている姿を見て「ベルリンの街全体が映画祭一色になるんですね」と感動した様子。メイン会場のBerlinale Palast(ベルリナーレ・パラスト)前で夜の公式上映に向けて思いを新たにしていました。

映画『リトル・フォレスト 冬・春』は、2015年2月14日[土]よりロードショー

配給=松竹メディア事業部
公式サイト littleforest-movie.jp
©リトル・フォレスト製作委員会

『リトル・フォレスト』トークイベント

MC:橋本さんに質問です。一年間で完璧なコックさんになれましたか?
橋本:まあ・・・そうですねえ。(笑)

MC:女優として、毎日本当にお忙しいかと思うのですが食事はどうされていますか?
橋本:地方ロケに行ったりすると、できるだけ現地のものを食べるようにしています。

MC:映画の中では、近代的で若い女性を演じられていますが、実際に山の中で生活をするのと、都会で生活するのとでは、どちらが良いですか?
橋本:昔は自給自足の生活にあこがれていたのですが、この映画の準備のために自給自足に近い生活をしたんですね。そうしたら、やっぱり都会がいいなと思いました(笑)。

MC:じゃあ、夢が遠のきましたね(笑)。続いて森監督に質問です。日本食は古い歴史を持っていますね。ですが、食事自体が映画の主題になっていることは少ない。この映画は漫画原作ですが、それはどういったモチベーションで作られたのでしょうか?
森監督:やはり新しいものを作りたい、という思いからですね。
MC:この原作となった漫画は、どのような読者を対象にしたジャンルの漫画なのでしょうか?
森監督:もともと青年誌に掲載されていた漫画なのですが、その後男女の別なく、幅広い年齢層に読まれるようになっていった漫画です。

MC:橋本さんへ質問です。食べるところを見られるということはとても抵抗があることだと思うのですが、この映画の中ではそのようなシーンがたくさん出てきますね。橋本さんにとって、食べるシーンを撮られることには抵抗がありましたか?
橋本:そうですね。食べているところを撮られることはそんなにないことなので・・・。撮影では美味しいものを美味しくたべることをいかに表現できるかということに重きを置いていました。

MC:森監督へ質問です。映画の中では大変調和した自然というものを見せていて、破壊するような自然、例えば自然災害のようなものは全く映っていません。この映画は、福島のそばで撮られたそうですが、その後日本では何か変化があったのでしょうか?
森監督:映画を撮影したのは岩手県で、福島の隣の県になります。映画を撮ったのは山の中なので、そこまで災害の爪痕は見えませんが、岩手県の海岸沿いではもちろん、まだ被害が目に見えるところもありました。
MC:この映画は、モダンな都市である東京を持つ日本の中の、新たな生活モデルと捉えて良いのでしょうか?
森監督:そうですね。東京の人は、食品がどこから来ているのか分かっていないことがあります、それを意識するためにも、もう一度原点に戻らなくてはいけないのかも知れませんね。
MC:ではこの映画には、ある意味、技術的で教育的な監督の願いが込められているのでしょうか?
森監督:そうですね。映画というものには、そういうメッセージもあるかもしれませんね。ですが僕は、日本の綺麗な景色、食などを見てほしい、という思いで撮っているので、そこまで強いメッセージは込めていませんが。
MC:日本の観客の反応はどうでしたか?
森監督:都会に住む人は、田舎の生活っていいなという感想でした。田舎の人は、自分たちの生活に対する自信を再認識できたとおっしゃっていました。

MC:この映画祭では、4部作のうちの「夏」と「冬」のみ上映しましたが、最後は一体どのように終わるのでしょうか?結末を教えてください。
橋本:最後の「春」で、私演じるいち子が一つの決心をする。その決心と映像のエネルギーがすばらしくマッチしていると思いますので…皆さん是非観てください!
MC:お母さんはどうなりますか?また登場しますか?
橋本:もちろん登場します。ぜひ観てください。(拍手)

映画『リトル・フォレスト 冬・春』は、2015年2月14日[土]よりロードショー

配給=松竹メディア事業部
公式サイト littleforest-movie.jp
©リトル・フォレスト製作委員会

モバイルバージョンを終了