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銀獅子賞受賞<トム・フォード監督>監督作第2弾の美学を熱弁【第73回ヴェネツィア国際映画祭】

アーロン・テイラー=ジョンソン、トム・フォード監督、エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール

第73回ヴェネチア国際映画祭『ノクターナル・アニマルズ / Nocturnal Animals(原題)』のフォトコール。左からアーロンテイラー・ジョンソン、トム・フォード監督、エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール

[シネママニエラ]ファッションデザイナー出身のトム・フォード監督が映画『シングルマン』に次ぐ監督作第2弾『ノクターナル・アニマルズ(原題)/ Nocturnal Animals』の第73回ヴェネツィア国際映画祭公式上映が9月2日(現地時間)に行われ、ジェイク・ギレンホール、エイミー・アダムス、アーロン・テイラー=ジョンソンらと出席した。

オースティン・ライト著「ミステリ原稿」(早川書房刊)の映画化

オースティン・ライト著の小説「ミステリ原稿」(原題 Tony and Susan )をベースにしており、現実と小説の世界の入れ子構造(二重構造)で綴られる。主婦スーザンのもとに、別れた夫が執筆したという残虐小説「ノクターナル・アニマルズ(夜の獣たちの意)」が届けられた。それは、ある大学教授の人生が、暴漢に妻子を殺されて一変し、悲劇的な結末を迎える内容だった。

シングルマンと共通する中高年の葛藤という共通項が見られるが、この監督の場合は品よく美学を貫くスタイリング力。おそらくその点において妥協はないのだろう。この映画祭の公式会見でも、監督は持論を熱弁していた。

なお、長年のパートナーを亡くした50代のゲイのイギリス人大学教授の愛と葛藤を描いた、前作『シングルマン』主演の俳優コリン・ファースがレッドカーペットに駆け付けていた。

映画『ノクターナル・アニマルズ』あらすじ

アートギャラリーを経営するスーザンのものに、別れて20年が経つ前夫エドワードが執筆した小説「ノクターナル・アニマルズ」が届けられる。書評を求められるが、小説の内容は残虐極まりのない内容であり、スーザンは…。
原題 Nocturnal Animals(2016)IMDb /アメリカ映画)

第73回ヴェネツィア国際映画祭は2016年9月10日までイタリア・ヴェネチアにて開催中

アーロン・テイラー=ジョンソン、トム・フォード監督、エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール

公式サイト http://www.labiennale.org/en/cinema/
ノクターナル・アニマルズ – 映画予告編・作品情報
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