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名優の競演映画『ホドロフスキーの虹泥棒』四半世紀を経て公開決定

[シネママニエラ]鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、ピーター・オトゥール、オマル・シャリーフ、クリストファー・リーという映画史に名を刻む3名優たちとコラボした映画『ホドロフスキーの虹泥棒』(原題 The Rainbow Thief )の公開が決まった。

オトゥールとシャリーフ
© 1990 Rink Anstalt / © 1997 Pueblo Film Licensing Ltd

映画『エルトポ』はメキシコで深夜上映されて大ヒットし、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルといったアーティストに絶賛され、カルト映画の代名詞となっている。

映画『サンタ・サングレ/聖なる血』に続く長編第6作目として創り上げた同作が26年の時を経て日本でお披露目される。ホドロフスキーが、英国に呼ばれて監督した初のメジャー資本大作であり、1990年のヴェネツィア国際映画祭での上映、その後1994年にフランスでと、公開はヨーロッパのみ。今回の日本での上映はホドロフスキー監督自らの監修によるディレクターズ・カット版の92分(公開当時は87分とのこと)が完成。

主演のピーター・オトゥールとオマル・シャリーフは、『アラビアのロレンス』で初共演し、その後『将軍たちの夜』で再共演して以来の3度目の共演。既に鬼籍の3名優とホドロフスキー監督のコラボレーションに期待は高まる。

映画『ホドロフキーの虹泥棒』あらすじ

ルドルフ(クリストファー・リー)は飼い犬のダルメシアンにしか興味がない風変わりな大富豪。ある夜、彼の遺産にしか興味のない親族を招いて晩餐会を開いたが、そのさなかルドルフの常連の売春婦レインボウ・ガールたちが到着する。招待客を差し置いて乱痴気騒ぎをするルドルフだったが、その場で心臓発作になり昏睡状態に陥ってしまう。早くも親族たちは遺産について言い争うが、ルドルフと同じく風変わりな甥のメレアーグラ(ピーター・オトゥール)に全ての遺産が渡ってしまうのではないかと気が気では無かった。親族たちのやり取りを聴いてしまったメレアーグラは愛犬クロノスと共にその場を静かに去ってしまう・・・。
(原題 The Rainbow Thief (1990)IMDb /イギリス映画/カラー/ステレオ/ヨーロッパ・ビスタサイズ/92分)

映画『ホドロフキーの虹泥棒』予告編


© 1990 Rink Anstalt / © 1997 Pueblo Film Licensing Ltd

映画『ホドロフキーの虹泥棒』(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)

映画『ホドロフキーの虹泥棒』(アーク・フィルムズ 配給)は2016年11月12日[土]より渋谷アップリンクほか全国順次公開
公式サイト http://www.rainbowthief.jp

2016年09月10日 掲載
2016年10月22日 更新[予告編動画]

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