実録映画『ラスト・タンゴ』マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの軌跡をたどる

© WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

映画『ラスト・タンゴ』(ヘルマン・クラル監督)
©WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion
アルゼンチン・タンゴの魅力を世界に知らしめタンゴ史上最も有名なダンスペアとされる、マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの軌跡をたどったドキュメンタリー映画『ラスト・タンゴ』(原題 Our Last Tango)が日本公開となる。

監督は1999年に『不在の心象』で山形国際ドキュメンタリー映画祭の大賞に輝いたヘルマン・クラル。ヴィム・ヴェンダースを製作総指揮に迎えて製作された。

予告編では、14歳のマリアと17歳のフアンが恋に落ち、天使のように舞う初恋のダンスから、「彼女にはウンザリだった」「コペスなんてクタバレ!」と、口論のごとく激しく足を絡め合う憎しみのダンスまで、タンゴの名曲「バンドネオンの嘆き」や「ジョ・ソイ・エル・タンゴ」に乗り世界的トップダンサーたちが二人の波乱の人生をドラマティックに表現しています。50年にわたるままならない男と女の愛、そしてタンゴが人生そのものであることが熱く伝わってくる。

ヘルマン・クラル監督
「マリアの家のソファに座り、話をし始めて30秒後には『この人を撮らねばならない』と確信を持ったのです。タンゴ史上最高のペア、マリアとフアン両方を描いた作品にしたいという思いで頭がいっぱいになりました。しかし、この作品の製作は一筋縄ではいかず、その旅路は感動と困難と危険の連続でした。マリアとフアン、そしてダンサーや振付師たち。皆が全力を尽くして息を飲むようなパフォーマンスを生み出してくれ、なによりミュンヘンテレビ・映画大学の恩師であり、今回も私に親身に寄り添ってくださったヴィム・ヴェンダースにも感謝したい。彼の寛大な力添えにいつも助けられています」

映画『ラスト・タンゴ』あらすじ

現在のふたりの証言から、彼らの歩んだ愛と葛藤の歴史をタンゴ・ダンスで再現。マリアと、彼女を演じる若きダンサーたちとの会話を挿入しつつ、官能的にして情感に満ちたタンゴ・ダンスの魅力が映像に焼き付けられ80歳を越えてもなお魅力的にダンスを踊る男女が、情熱的なタンゴへ、そしてお互いへの愛を語る
(原題 Our Last Tango (2015)IMDb /ドイツ・アルゼンチン映画/85分)

映画『ラスト・タンゴ』フォトギャラリー

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映画『ラスト・タンゴ』(アルバトロス・フィルム配給)は2016年7月日[土]よりBunkamuraル・シネマほか全国公開
公式サイト http://last-tango-movie.com/

[スタッフ]
製作総指揮=ヴィム・ヴェンダース
監督=ヘルマン・クラル
[キャスト]
マリア・ニエベス、フアン・カルロス・ロペス、パブロ・ベロン、アレハンドラ・グッティ、ファン・マリシア、アジェレン・アルバレス・ミニョ

映画『ラスト・タンゴ』ティザーポスター

映画『ラスト・タンゴ』ティザーポスター ©WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion