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<満島ひかり>プラダとグッチのドレスでヴェネツィア映画祭に初参加

貫井徳郎_向井康介_石川慶監督_満島ひかり_ピオトル・ニエミイスキ_加倉井誠人

[シネママニエラ]女優の満島ひかりが映画『愚行録』のヴェネツィア国際映画祭での公式上映に併せて渡航。GUCCI(グッチ)とPRADA(プラダ)のドレス姿で魅了した。

満島ひかり、美しい!
左PRADA、右GUCCI

Q.ヴェネツィアの印象は?

満島ひかり:船に乗っている時から雰囲気が違うと感じました。住んでみたいと思いました。

Q.本作ご出演のきっかけについて

長編を初めてとる石川監督の誠実さにひかれました。難しい題材なので、ディスカッションができる監督じゃなきゃ難しいのではと思いました。石川監督はディスカッションができる監督でした。(撮影監督)ピオトルの画に複雑な内容が救われていると思います。

Q.今回、ご覧になる方にどう思ってほしいですか?

とても日本的な題材をあつかっているので、どこまで伝わるかなと思っています。

Q.公開を楽しみにしている日本の方へ

どういう風に感じるか本当に楽しみです。映画を作っている側でこういう風になってほしいという気持ちがなくて、どう感じてもらえるのかが楽しみです。原作が人それぞれとらえる形が違ったので、映画の公開が楽しみです。

第73回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門の正式上映作品の『愚行録』で満島は、秘密を持った妹・田中光子を演じている。
メガホンを執った石川慶監督のコメントは次のページでご紹介<石川慶監督>映画『愚行録』への思い

貫井徳郎_向井康介_石川慶監督_満島ひかり_ピオトル・ニエミイスキ_加倉井誠人

映画『愚行録』(ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野 配給)は2017年2月18日[土]より全国公開
公式サイト http://gukoroku.jp/

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石川慶監督

笑顔の石川慶監督
©la Biennale di Venezia
まず小説を読ませていただいた時に、この小説自体が日本の縮図という感じがしました。実際、映画化するにあたっては告白のスタイルで、各人物がチャプターに分かれていて一人称で語っていくスタイルなのでチャレンジでしたが、映画化することには意味があると思いまして、お受けしました。
脚本の段階から僕が出していたのは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『灼熱の魂』でした。コンセプトとしても近いものを感じましたし、ビジュアルもインスピレーションを受けました。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は本当に好きで、(映画祭で上映予定の)『メッセージ』も観たいと思っています(笑)
テーマのひとつ「階級」の話でいうと、ヨーロッパでは苗字が違ったり、地域が違ったり、目に見える形で壁がありますが、日本の場合はその壁が見えないというか、隣にいる人が“そういう”人かもしれない。作り始める時に小説を読んで、僕の解釈ですが、日本の階級があるとしたら日本で起こり得る「グレート・ギャツビー」みたいな話なのではと説明をしました。
撮影監督のピオトル・ニエミイスキは学生時代からの知り合いで、これは日本の映画ですが、ポーランドらしい冷たいカラーを出せるんじゃないかと思ってピオトルにお願いしました。

映画『愚行録』(ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野 配給)は2017年2月18日[土]より全国公開

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