東京無国籍少女 – 映画予告編(15才未満は見ちゃダメ)

押井守監督が清野菜名をヒロインに起用して女子校を舞台に描くサスペンススリラー! かつて天才ともてはやされた藍(清野菜名)は、事故によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)で、学校でただ一人、謎のオブジェを作り続けているのだが。女子高生の憂鬱な日々が、ラスト15分で衝撃の展開をむかえる。©2015東映ビデオ
押井守監督
「(清野菜名さん起用理由?)演技力に加えてアクションをこなす体力が必要な役です。好きな女優がミラ・ジョヴォビッチだと答えた時点で決めました。今どきでない硬質な少女というイメージにも合っていましたので。ときおり放つ冴えた殺気が魅力的でした。精神的にもタフな役柄ですし、テンションの維持が大変だったと思いますがよくその負託に耐えたと思います。銃器や刃物を持たせても違和感のない、貴重な女優でしょう。(手ごたえは?)そろそろ自分自身で設けていた枠を外そうと考えていました。直接的な暴力や性的な描写を解禁しても、自分の映画は変わらないようです。意外にも愉しんで演出できました。そういう年齢になったのでしょう」 押井守「血が苦手で蚊にも大騒ぎ」
清野菜名
「監督に「これが完成系だから後は撮影当日、現場でいろいろ言うから」と言われて台本を見てみたら、、プロットみたいで。詞というより情景?ト書きが殆どで、えっ?!ってビックリしました(笑)初めて顔合わせでお会いした時は、すごく声も小さくて。「当日いろいろ言うから」と仰っていたので、撮影の時は大きな声で怒鳴ったりする人なのかなぁと正直思ったりしていたのですが当日もそのままで耳を近くに傾けないと聞こえなくらい声が小ちゃかった。でも何度も聞く事を繰り返したお陰で、自分が疑問になったことをすぐに聞きに行くようになって分からないことがあると分かるまで近くに来て感情の説明をしてくださったり、監督はすごく気さくで丁寧で優しい方でした。今回は表情で表現することが殆どで、意思は強いんだけど、どこか切ない。反比例する感情が多かったので 台詞がないのもすごく難しいなと思いました。撮影の後、たくさんアフレコしたんですけど、台詞じゃなくて唸ったり叫んだり普段とは違うアフレコでした」

映画『東京無国籍少女』あらすじ

そこは女子美術高等専門学校。日々、創作活動に取り組む生徒たち。その中に、かつて天才と持て囃された藍(清野菜名)が居た。彼女は事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、今では眠ることも出来ず、授業もドロップアウトし、ただ一人、謎のオブジェを作り続けていた。そんな藍を再び広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保険医(りりィ)にも心を開かない藍。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。群発する地震。響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。そして繰り返される謎の声… お前はなぜ、ここにいる? R+15 監督=押井守  出演=清野菜名 金子ノブアキ/田中日奈子 吉永アユリ 花影香音/りりィ 本田博太郎  配給=東映ビデオ 公式サイト 2015年7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー