映画『ソング・オブ・ラホール』サッチャル・ジャズ・アンサンブルを追う音楽ドキュメンタリー

© 2015 Ravi Films, LLC

映画『ソング・オブ・ラホール』(監督・製作:シャルミーン・ウベード=チナーイ、アンディ・ショーケン)
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故郷ラホールからニューヨークへ。パキスタンで文化が委縮し続ける中、居場所を失った芸術と観客を取り戻すため立ち上がった“サッチャル・ジャズ・アンサンブル”の超絶演奏が世界中を虜にするまでを追う音楽ドキュメンタリー映画。

長い歴史と豊かな文化を誇るパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。過激なイスラーム原理主義の影響で音楽文化は衰退し、伝統音楽家たちは転職を余儀なくされた。危機感をつのらせた彼らは聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出た! 伝統楽器を用いてカバーした「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。その噂を聞きつけ、天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場NYのビッグバンドと共演することになるが。

監督は、本年2度目のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したパキスタン人女性シャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケンが務め、音楽への愛に溢れる彼らの人生と圧巻の演奏をカメラに収めた。

映画『ソング・オブ・ラホール』あらすじ

かつて芸術の都だったパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。タリバンにより音楽を禁じられ、世間から忘れ去られた音楽家たちが、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出る。彼らが伝統楽器を用いてカバーした「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。そして、天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスが、彼らとセッションすべく、ニューヨークへ招待するという奇跡のような展開に。しかし、リハーサルで両者は噛み合わず、サッチャルは本場ジャズの厳しい洗礼を受けてしまう。果たして、彼らは無事本番を迎えることができるのか?!
(原題 SONG OF LAHORE(2015)IMDb /アメリカ映画/82分)

映画『ソング・オブ・ラホール』フォトギャラリー

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映画『ソング・オブ・ラホール』(サンリス、ユーロスペース配給)は2016年8月13日[土]より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
公式サイト http://senlis.co.jp/song-of-lahore/

[スタッフ]
監督・製作=シャルミーン・ウベード=チナーイ、アンディ・ショーケン
[キャスト・音楽]
サッチャル・ジャズ・アンサンブル、ジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラwithウィントン・マルサリス

映画『ソング・オブ・ラホール』日本版ポスター

映画『ソング・オブ・ラホール』日本版ポスター ©2015 Ravi Films, LLC