映画『花芯』恋を知った人妻は世間の常識に背を向けながらも、生きることを選ぶ

©2016「花芯」製作委員会

映画『花芯』(安藤尋監督)ポスター
©2016「花芯」製作委員会
瀬戸内寂聴原作の同名小説初の映画化。1957年(昭和32年)10月「花芯」を『新潮』に発表した本作には、「子宮」という言葉が多く出てくることから発表当時「子宮作家」と呼ばれ、その後5年間ほど文壇的沈黙を余儀なくされた。​

「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」―それが園子(村川絵梨)の恋人・越智(安藤政信)の口癖であった。

主人公・園子を演じるのは村川絵梨。肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選んだ女性を体当たりで演じる。

映画『花芯』あらすじ

園子は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子を儲けていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で越智と出会い好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり抑えられなくなっていく
(R+15/2016年/日本映画/95分)

映画『花芯』(クロックワークス配給)は2016年8月6日[土]よりテアトル新宿ほか全国公開
公式サイト http://www.kashin-movie.com/

[スタッフ]
原作:『花芯』瀬戸内寂聴著(講談社文庫刊)
監督:安藤尋 脚本:黒沢久子
[キャスト]
村川絵梨、林遣都、安藤政信/毬谷友子

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