映画『パリ、恋人たちの影』フィリップ・ガレル監督の最新作

ヌーヴェルヴァーグの"恐るべき子供"として注目を集め、『ギターはもう聞こえない』(ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞)『愛の誕生』『夜風の匂い』『恋人たちの失われた革命』(第62回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)など、私生活を反映させた、数々のほろ苦くも美しい恋人たちの姿を描き続けてきたフィリップ・ガレル監督。

©2014 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS - CLOSE UP FILMS - ARTE FRANCE CINÉMA 
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最新作で描かれるのは、ドキュメンタリー作家ピエールと、二人三脚で映画を撮っている妻マノン。そこに、ピエールと偶然出会い恋に落ちていく若い研修員エリザベットが加わり、それぞれの関係性が変化していく様を追う。

映画『パリ、恋人たちの影』あらすじ

ピエールとマノンは公私ともに良きパートナー。マノンは、低予算のドキュメンタリー映画を制作する夫ピエールの才能を信じ、取るに足らない仕事をして支えている。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修員のエリザベットと出会い、愛人にする。しかし、愛しているのは、エリザベットの身体だけ。自分を信じ、裏切ることのない妻マノンと別れるつもりはない。ピエールは罪悪感もないままに、2人と関係を続けることにした。あるときエリザベットはピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃し、ピエールに告げる。
(原題 L'ombre des femmes(2015)IMDb /フランス映画/73分)

映画『パリ、恋人たちの影』(ビターズ・エンド配給)は2017年1月21日[土]よりシアター・イメージフォーラムにて公開
公式サイト http://www.bitters.co.jp/koibito/

2016年09月08日 掲載
2016年11月04日 更新[公開初日|公式サイト]

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