映画『リバーズ・エッジ』(行定勲監督)主演の二階堂ふみと相手役の吉沢亮

『リバーズ・エッジ』実写映画化!二階堂ふみ×吉沢亮 「頑張ります」

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女優の二階堂ふみ主演で行定勲監督が、岡崎京子著の『リバーズ・エッジ』を実写映画化する。二階堂は若草ハルナを演じ、相手役の山田一郎役には吉沢亮が起用された。それぞれが作品への思いを語った。※コメント全文掲載

実写映画リバーズ・エッジ
二階堂ふみと吉沢亮

原作は1993年~1994年に掛けて『CUTiE』(宝島社)で連載されていた、岡崎京子著の同名漫画。物語は90年代、都会の若者のリアルな姿を活写。脚本は映画『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲が担当する。

二階堂が演じる若草ハルナは、母と2人暮らしで、同い年の彼氏もおり、イマドキの女子高生で生活に特に不満はないが、どこか生きづらさを感じている。そして吉沢が演じる山田一郎は、ゲイであることから学校になじめず、いじめにあっているがどこか達観しているミステリアスな男子高校生。原作では高校生たちが死体を見ても無関心な様子で実感がわかないと告白する場面が印象的だ。

二階堂ふみさん(若草ハルナ 役)

(原作を読んで)衝撃的な空虚、無知ゆえの凶暴、10代でこの作品に出会えた事が財産だと思っています。(本作で演じる若草ハルナの印象は)「実感」に程遠い、若さと強さを纏った女の子。彼女の目線の先を、つい想像してしまいます。
映画『リバーズ・エッジ』を、作りたいと思います。頑張りますので宜しくお願いします。

吉沢 亮さん(山田一郎 役)

(原作を読んで)自分が生まれた頃の物語ですが、90年代の高校生が抱える虚無感や何か大きな波にのみこまれて身動きが取れないでいる姿が、現代の若者となんら変わらないと感じました。(本作で演じる山田一郎の印象は)生きている実感が持てず、死体という絶対的な存在にすがることしか出来ない山田くんの感情は、どこか共感してしまうところがありました。
ハードな撮影ですが、最後まで監督を信じて頑張ります。

行定勲 監督

ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しかし、岡崎京子さんの名作はあまりにも魅力的でついに手を染めてしまった。私たちが生きた穢れた青春は今の時代にどれくらい杭を打てるのだろうか?日々、苦闘しながら撮影しています。主演の二階堂ふみはこの作品に魅了され映画化に奔走した。その姿は逞しく若草ハルナそのもの。吉沢亮は最もキィになる山田一郎として独自の憂いのある雰囲気で存在してくれています。
90年代が鮮烈に描かれた傑作を未来ある若い俳優たちと共に今の時代を生きる人たちに届く作品にしたいと思っています。

映画『リバーズ・エッジ』(キノフィルムズ/木下グループ 配給)は2018年2月16日より全国公開

映画『リバーズ・エッジ』あらすじ

河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田(吉沢亮)は、腐りゆく死体を発見する。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で“かわいい”ハルナ(二階堂ふみ)にだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人・観音崎、一方通行の好意を山田に寄せるクラスメイト・田島カンナ、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ。それぞれにリアルな状況を抱えた高校生たちが、感情も愛情も体も絡ませ合いながら、不器用にストレートに物語は進行していく。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。(2018年/日本映画/118分/R15+)
監督 行定 勲  原作 岡崎京子(『リバーズ・エッジ』宝島社) 脚本 瀬戸山美咲 音楽 世武裕子 主題歌 小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」(ユニバーサル ミュージック)|キャスト 二階堂ふみ 吉沢 亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川 葵

映画『リバーズ・エッジ』予告編(R15+)

映画『リバーズ・エッジ』公式サイト http://movie-riversedge.jp
公式SNS Twitter | Instagram | facebook
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原作漫画
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漫画の原案とされる映画『リバース・エッジ』(原題 River’s edge /1987年/ティム・ハンター監督)
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