左から西谷弘監督、板谷由夏、桜井ユキ、石田ゆり子、福山雅治、伊勢谷友介、木南晴夏、古谷一行

福山雅治「石田ゆり子との共演は運命!」

映画会見/イベントレポート

福山雅治「石田ゆり子との共演は運命!」

福山雅治と石田ゆり子が初共演した映画『マチネの終わりに』の完成披露試写会が10月7日に東京国際フォーラムにて開催され、福山と石田をはじめ、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、板谷由夏、古谷一行、そして西谷弘監督が来場した。福山は、本作の内容に絡めつつ、“運命の共演”だと語り、持論を明かした。

福山雅治「石田ゆり子との共演は運命!」
福山雅治「石田ゆり子との共演は運命!」

本作は、芥川賞作家・平野啓一郎著の小説「マチネの終わりに」を元に、東京・パリ・ニューヨークの彩り豊かな街並みを舞台に、音楽家とジャーナリストの男女二人が出会い、悩み、そして愛した六年を描く大人の恋愛映画。

“マチネ”はフランス語で公演の午前の部を意味する。この日のイベントでは、キャストは会場の扉より入場し、センターステージに集合の後、会場前方のステージに登壇。大歓声とスポットライトの演出は、お披露目に相応しい華やかさ。

福山によると、映画を鑑賞された平野氏は「自分が書いた小説の映画を観て泣けるとは思いませんでした」と述べたという。石田は「私は、この平野啓一郎さんの書かれた原作の物語が大好きですので、こうして役として演じて、この場にいられることは本当に感無量です。その分、皆さんがどのように思われるのか、プレッシャーもあります。でも、映画は映画として楽しんでもらえればと思っております」と語り、福山は「こんなに嬉しい褒め言葉はないなと思いましたし、同時にホッとしました。正直、自身でも「素敵な映画だな」と感動しました。ご期待に添える作品になっていると思います」とアピールした。

左から西谷弘監督、板谷由夏、桜井ユキ、石田ゆり子、福山雅治、伊勢谷友介、木南晴夏、古谷一行
左から西谷弘監督、板谷由夏、桜井ユキ、石田ゆり子、福山雅治、伊勢谷友介、木南晴夏、古谷一行

そんな福山と石田は、25年前のコマーシャル共演以来のお仕事だそうで、「運命の共演です!作品の内容と同様に、運命を感じましたね。」(福山)、「コマーシャルでご一緒して以来、その後に映画やドラマで一度もお会いしたことがなくて、この作品で福山雅治さんと一緒になることになっていたのだなと感無量でした」(石田)と振り返る一幕も。板谷もデビュー作で共演して以来の福山との再共演だと述べた。

福山は“運命”について、「バンドがやりたくて18歳で東京に出て来て、ちょっと違うかたちでデビューして、何とか皆さんのお陰で活動させてもらっています。まさか、クラシックギターを持つ役柄を演じて、この場に立つことは全く想像していなかった。ですから、運命は想像していなかった嬉しいハプニングが起きるものだと思っています」と持論を明かした。

映画『マチネの終わりに』完成披露試写会
和気あいあいトーク!

そして、パリでのロケ撮影の話に。古谷は到着早々に強盗に遭った話を語り、初めて聞いた登壇者たちを驚かせた。その一方で撮影時間に余裕があり、シャンゼリゼ通りの観光も出来たと笑顔を見せた。

前日に作品を観たばかりの伊勢谷は「悶々としたし、43歳でドキドキした」と大人の恋模様に触発された模様。そのため上映後サプライズのカーテンコールでは、観客からの同意を得て、嬉々としてトークを展開し盛り上げていた。

福山と石田、センターステージにて
福山と石田、センターステージにて

なお、福山は最後に「この映画をご覧になって皆さんの心の中にある、忘れない人や思い出など、皆さんが生きてこられた中での大切な人や時間ともう一度会いたくなる、そんな映画になっていると思います。映画の結末には触れないようにして、皆さんの感想を伺えればと期待しております。楽しんでください」と語りかけていた。

映画『マチネの終わりに』(東宝 配給)は2019年11月1日[金]より全国公開
©2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク

記事初出し時に誤りがありました。お詫びして訂正します。

映画『マチネの終わりに』作品情報・予告編
福山雅治「会いたいと思える人がいる人生は幸せ」

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