田中圭と松坂桃李

福士蒼汰×松坂桃李「岡田准一を筆頭にハリウッド目指す」

映画会見/イベントレポート

[シネママニエラ]俳優の松坂桃李と福士蒼汰が手塚兄弟役で出演した、映画『図書館戦争 THE LAST MISSION 』の完成披露試写会舞台あいさつで、主演のV6岡田准一が本作でも吹替えなしのアクションに臨んでいることから、ハリウッド進出を求む声に呼応し、自分たちも後に続くと決意を口にした。榮倉奈々、田中圭、西田尚美、橋本じゅん、石坂浩二、そして佐藤信介監督も登壇。栗山千明からは手紙が届き、司会者が読み上げた。

福士蒼汰×松坂桃李「岡田准一を筆頭にハリウッド目指す」
さわやかに手を振る田中圭と松坂桃李

本作は有川浩著の小説を基に、年号が昭和から正化に代わり国家が統制する社会において、検閲に対抗して本を読む自由を守るべく結成された図書隊の活動を描く物語。約1,300名という招待枠に対して応募総数55,000通というプレミアムな試写会。映画のラストシーンをスクリーンに投影し、生声で岡田、榮倉、福士がこの会場へとつながる台詞を披露し幕開けした。榮倉によると、そのとき福士はまったく緊張していなかったそうだ。

榮倉にはこの舞台あいさつ進行役のミッションが課せられ、「緊張して手が震えています。みなさん協力してください、無茶ぶりはなしにしてくださいね。よろしくお願いします」と登壇者たちに可愛くお願い。背中を見せるワンピース姿の榮倉に、岡田は「今日は背中があきすぎ。目線に困る。はずかしいなぁ」と照れまくり。ご一行から「(岡田の)耳が真っ赤」とからかわれる場面も。また、榮倉のフェロモンが及んだのか、松坂が「(劇中の設定で)いかに榮倉さんをハンティングできるか」と発してしまい、榮倉から「わたしでなくて(役名の)笠原です」と助け舟が、さらに岡田も「その発言だけ使われると誤解をうむからね」とフォローした。

福士蒼汰と榮倉奈々 榮倉、照れ屋の岡田に「背中見ます?」と披露

しかし、話題は自然と本作の見どころの一つであるアクションシーンに。榮倉は「前作では一度もできなかった腕立て伏せが10回ぐらいできるようになり、懸垂もできます」と成長をアピール。師匠の岡田は「身体のバランスが良くなった」など太鼓判を押す。佐藤監督が今作でも岡田くんは吹替えなしのアクションです!」と声を張ったものの、会場からは当然でしょうという空気が漂い無反応。すると、岡田は「もう『えー』とか言ってくれない、最近こうなんです。吹替えなしが当然のようになってしまって」と、ちょっぴり寂しげ。

ここで田中が劇中の逃走シーンに言及し「生ぽさにこだわって。無駄に壁を蹴って登ってない? あれって蹴らなくても登れるよねぇ」と鋭く指摘。岡田は「あれもね、いろいろあって。アクションにリアルを求めると映像として地味になり見せ場がなくなってしまうので、アクションチームに対して(サービスショットのために)やったもの。あれをやるとワッーと(現場が)盛り上がって」と解説。とにかく、そのさじ加減が難しかったようだ。しかし「前作越えの期待と言う高いハードルは越えたと思う」と自信をみなぎらせると、鑑賞後の観客だけに大きな拍手で目標を超えていたことを示した。

そして、橋本は突如、岡田に「ハリウッド進出し勝負してほしい。君しかいない」と提案。戸惑う岡田が「僕の思いを受けて福士くんが行って」と福士を巻き添えにすると、福士は「(岡田に)先に行っていただいて、後から続きます!」。さらに松坂にも追随するよう促せば、松坂も「僕も行きます!」との宣言。岡田は「3人揃ってハリウッド行きますか」とアクション映画への展望をにじませ、観客からは期待の拍手が沸き起こった。

映画『図書館戦争』テレビ特別版は2015年10月4日放送!
ドラマスペシャル「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」は2015年10月5日夜9時放送!

映画『図書館戦争 THE LAST MISSION 』(東宝配給)は2015年10月10日[土]より全国にてロードショー

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