カンヌ女優が『ハウスメイド』奇才監督の蛇のような官能演出を激白!



『ハウスメイド』のチョン・ドヨン[シネママニエラ]映画『ハウスメイド』主演でカンヌ映画祭の女優賞に輝く女優のチョン・ドヨンが、奇才監督の官能演出を激白しました。それに、彼女が美貌を保つ秘訣は、意外な食べ物。本作は、映画『浮気な家族』のイム・サンス監督が、キム・ギヨン監督の傑作サスペンス『下女』をリメイクした作品。オリジナルに敬意を示しつつ、豪邸を舞台に繰り広げられる官能サスペンスとして描き、現代韓国の問題をも焙り出しています。

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大邸宅に雇われたメイドをヒロインに、女たちの野望・陰謀・欲望が渦巻くサスペンス。主演のチョン・ドヨン(全度妍)は、演技力はもちろんのこと、ヌードも辞さない女優魂を見せています。その色気を際立たせるためのアイテムの一つが、セクシーなメイド服。

「イム・サンス監督は一体どんな映画を作りたくて、メイド服をこんな風に作ったんだろうと(笑)思いました」と心情を明かす。しかも「シナリオを読んだ際、(演じたキャラクターの)ウニは、観る人が“一体 どういう女なのよ。理解できない”と思うような女性でしたから、最初は彼女を演じること自体がプレッシャーでした」という。しかも家事姿ですらセクシーに見せるカメラワーク&演出が。華やかに見えながら過酷な女優業、本作では初のワイヤー撮影にも挑戦。肋骨にヒビが入るのでは?と、思うほど全身に力が入ってしまったそうだ。「皆さんを失望させないために、いろいろともがき必死でした」と苦笑いする。

それでも彼女が美しさを保つ秘訣は、「運動する事です。食べる事が好きなので、その部分は我慢はしません。その分、運動をします。山を歩く事が好きです。(サプリや漢方薬などは?)飲んでないです。お肌に良いと言われる納豆をよく食べます」だそう。

これまでにイ・ビョンホン、ペ・ヨンジュンらと共演した女優チョン・ドヨン。筆者が彼女に注目したのは、一人二役で母と娘を演じた映画『初恋のアルバム~人魚姫がいた島』でした。そして映画『ユア・マイ・サンシャイン』のPRで来日インタビューで対面。その直後、映画『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ映画祭主演女優賞を受賞し、名実ともにトップクラスの女優に。

ユン・ヨジョンとチョン・ドヨン『ハウスメイド』より
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そんな彼女が撮影現場を振り返る。「実は撮影中、なぜイム・サンス監督の作品に出演しちゃったのかと何度も後悔しました(笑)。即興的な演出も多くて、シナリオ通りではなく、現場で監督が思いついたことに対応することが多くて、大変でした。ある日はドラマで、ぶったりぶたれたり、ある日はアクションでワイヤーを使ったり。そしてある日はエロス、ベッドシーン。1日1日があまりにもダイナミックなウニという役どころ。まるで一人で何役もこなしているかのように肉体的に疲れましたし、精神的にもすごく苦しみながら演じました。でも、すごく憎たらしいのに、監督の言うことを聞いているうちに納得させられてしまって、いつの間にか従うことになる。その繰り返しでした。なので、監督のあだ名を“蛇(ペム)・サンス”とつけました。蛇の彼が私をどう料理し、私から何をどうやって引き出したのかよくわからないのですが、でもそんなに悪くなかったです。演じれば演じるほど面白くなっていって、女優としてこんな風に難しいことに挑める時間が持てたことは、とても幸せなことでした」

奇才監督の“蛇のような”演出に応えたチョン・ドヨン。“蛇・サンス”ことイム監督は、「一級の芸術家とは、常に自分を疑い、不安に思うでしょう。そういう意味では、ドヨンはまさに一級の芸術家だったのだと思います」と、惜しみない賛辞を送った。

原題=THE HOUSEMAID / 下女
日本公開=2011年8月27日
配給=ギャガ
公式サイト
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