豊川悦司、山本五十六役

豊川悦司『MIDWAY』山本五十六役でハリウッドデビュー!

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豊川悦司『MIDWAY』山本五十六役でハリウッドデビュー!

俳優の豊川悦司が、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までを描く、巨匠ローランド・エメリッヒ監督『MIDWAY(原題)』でハリウッドデビューを果たし、山本五十六役を演じていることがわかった。

豊川悦司『MIDWAY』山本五十六役でハリウッドデビュー!
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

同作は、11月8日より3,242館で全米公開し、週末興収1,750万ドルで初登場1位の大ヒットを記録している。豊川は現地時間10月20日、パールハーバー(真珠湾)にあるヒッカム海軍基地内にて実施された『MIDWAY(読み:ミッドウェイ)』プレミアイベントにも参加した。

SF大作映画『インデペンデンス・デイ』から歴史大作『パトリオット』まで幅広い作品を手掛け伝説的なキャリアを築いてきた巨匠ローランド・エメリッヒが、“今、自分たちが謳歌している自由のために戦ってくれた人たちのことを伝えたい”と約20年もの間、徹底したリサーチを経て完成させた本作。

映画『MIDWAY』ハワイプレミア
ハワイプレミアにて
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

実在した勇敢な軍人たちの同胞意識と友情、そして米国の勝利を確実なものにするための彼らの決意と犠牲が描かれる。監督は、「戦争に勝者はなく敗者しかいない。命が失われるからだ。だからこそ、この映画を日米双方の海兵たちに捧げたのだ。戦争が再び起きてはならないと伝えたい」と戦争の無意味さと世界平和への想い述べる。

アメリカ海軍の兵士を演じるのは、エド・スクラインやルーク・クラインタンクら若手俳優、そしてウディ・ハレルソン、デニス・クエイド、パトリック・ウィルソン等のベテラン俳優が名を連ねた。日本軍は、ハリウッド初出演作となる豊川悦司をはじめ、ハリウッド映画の常連である浅野忠信や、ワールドワイドに活躍中の國村隼が出演。

豊川悦司、山本五十六役
豊川悦司、山本五十六役
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

豊川を始めとする日本人キャストを起用した経緯についてエメリッヒ監督は、「スコセッシ監督の『沈黙』でもキャスティングを担当した日本にいる女性プロデューサーに優れた俳優を紹介してもらった。言葉の問題も大きかったが、すばらしい経験だった」と語る。さらに、日本人俳優の演技については、「映画を見たアメリカ人俳優もみんな感心していた。共演シーンがないから日本側の部分は知らないので、初めて試写をした時に何度も耳にしたのは、日本人俳優たちを絶賛する声だった」とアメリカキャスト陣の反応を語った。

完成した映画を観た豊川は「素晴らしい映画だったと思います。エンターテインメントとして、そして戦争というものに対する客観性、メッセージ性を含めてとてもバランスの取れた作品です。こういう題材ではあるけれども素直に楽しめたし、映画の中に入り込めたし、その映画に参加させてもらって本当にうれしい作品になっていたと思いました」と興奮気味に話す。

日本の観客の方へのメッセージについては、「1本の映画として楽しんで頂ければと一番は思っています。全部本当にあった話ですが、本当にディテールも脚本家や監督が一つ一つに嘘が無いように膨大なリサーチの上に成り立って、この<ミッドウェイ>という戦いを描いています。それでもあれから70年以上が経ち、戦争を知らない世代の僕らが作品の観客になることによって、本当にあった戦争というものを自分の実体験のように感じ取って、色々な自分なりの解釈や思いを考えてもらえれば良いと思います。まずは素直に一人の観客になってこの映画を楽しんでもらいたいと思います」と語った。
エメリッヒ監督と一緒にハリウッド超大作映画に参加出来た充実感を覗かせた。

映画『MIDWAY(原題)』(キノフィルムズ配給)は2020年秋よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

映画『MIDWAY(原題)』あらすじ

日本軍の大将山本五十六(豊川悦司)率いる山口多聞(浅野忠信)や南雲忠一(國村隼)の艦隊が真珠湾を壊滅させた激しい攻撃の後、エリートパイロットのディック(エド・スクライン)と彼の隊は敵を追跡するよう戦艦エンタープライズの艦長ハルゼー(デニス・クエイド)より命を受ける。一方で、何としてでも日本軍を仕留めたいUS軍はニミッツ最高司令官(ウディ・ハレルソン)とレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)が日本軍の戦略を分析していた。かくして、日米2か国の名誉をかけた激しい戦いが、次なる戦闘の地、ミッドウェイへと向けられる。お互いの戦況が変わる中、ディック率いる上空から攻撃をする戦闘機の空中戦と、山口艦長や南雲艦長率いる海上からの戦艦の砲撃の壮絶なる攻撃の応酬で、ミッドウェイでの勝利に対する両国の戦力と不屈の精神が試されていく。(2019年/アメリカ映画/カラー/138分)

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