映画『ストーンウォール』LGBT権利運動の発祥をベースに愛と青春の痛みを描く

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[シネママニエラ]ローランド・エメリッヒ監督が、LGBT権利運動の発祥と位置づけられる1969年に実際あった暴動事件「ストーンウォールの反乱」をべースにして若者たちの愛と青春の痛みを描く映画『ストーンウォール』(原題 Stonewall )。

映画『ストーンウォール』LGBT権利運動の発祥をベースに愛と青春の痛みを描く
©2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC

本作は、ストーンウォールの反乱を基に描いた人間ドラマ。当時は精神病とされ、忌み嫌われていた同性愛者たちの憩いの場ストーンウォール・インというN.Y.のグリニッジ・ビレッジにあるゲイバーを舞台に、インディアナ州からやってきた青年ダニーの目を通し、社会的に認められないことに傷付きながらも必死で自分の居場所を探そうと、ひたむきに生きる少年・青年たちとその時代を、その生活や心情を通して丁寧に時に痛烈に描いた意欲作。

魅力的なヒットサウンド「I Say A Little Prayer」「Venus」「Crackerjack」「A Whiter Shade of Pale」「it’s your thing」「Just Be Yourself pretenders」などが、当時の様子を彩る。

映画『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ監督が、プロデューサーのマイケル・フォッサと共に、L.A.のゲイ&レズビアンセンターを訪れた際、ホームレスの40%がセクシュアル・マイノリティの若者であるという統計に衝撃を受け、“ストーンウォールの反乱”をテーマに映画を撮ることに初めて興味を持ったという。エメリッヒ監督は「自分自身がゲイだから、すべての疑問に自分が答えられると思った」と話す。

主人公のダニー青年を演じるのは映画『戦火の馬』のジェレミー・アーヴァイン。「未だに差別が続いている。この映画がLGBTを完全に受け入れる社会になる手助けとなれば嬉しい」との思いをもって臨む。

共演者がその才能を賞賛したのは、美貌を武器にストリートで体を売り、自分と同様の身寄りのない男娼のキッズたちをとりまとめるギャングのリーダー、レイを演じたのは新星ジョニー・ボーシャン。また、映画『アンチヴァイラル』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズはレイが庇護するギャングメンバーの一人アニーを演じる。

そしてダニーが憧れる聡明な活動家トレバー役はジョナサン・リース・マイヤーズ。ゲイバーの経営者でギャングのエドをロン・パールマンが重圧感たっぷりに演じている。

この事件の舞台となったゲイバー<ストーンウォール・イン>は、現在も営業中。いまでは「ゲイプライド発祥の地」として全世界から観光客が訪れるスポットに。オバマ大統領により、今年の6月に国定文化遺産保護地域に指定されたばかり。

映画『ストーンウォール』あらすじ

映画『ストーンウォール』(ローランド・エメリッヒ監督)
©2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC
ゲイであることが発覚し、インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを迎え入れたのは、この街で美しさを武器に体を売って暮らすゲイのギャングを率いるレイ(ジョニー・ボーシャン)だった。ダニーは彼らの部屋に居候し、たくましく生きていく仲間を得る。そしてこの街のゲイやレズビアン、ドラァグクイーン、政治活動家のトレバー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)と出会う。
(原題 Stonewall(2015)IMDb /アメリカ映画/シネマスコープ/ドルビーSRD/DCP/129分)

映画『ストーンウォール』予告編

©2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC

映画『ストーンウォール』(アット エンタテイメント 配給)は2016年12月24日[土]より新宿シネマカリテほか全国公開
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ストーンウォールの反乱(ストーンウォールのはんらん)
1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン (Stonewall Inn)」が警察による踏み込み捜査を受けた際、居合わせた「同性愛者らが初めて警官に真っ向から立ち向かった出来事。

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