種田陽平と三谷幸喜『清須会議』の秘話を明かす



[シネママニエラ]この秋、美術監督・種田陽平が手掛けた映画美術とヒットメーカー・三谷幸喜映画の世界観を体感できる「種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展」が、東京・上野の森美術館で催される。開幕にあたって種田陽平と三谷幸喜が出席したセレモニーでは、歴史エンタテイメント映画『清須会議』に登場する清須城の製作秘話が明かされた。

種田陽平、三谷幸喜@上野の森美術館
種田陽平、三谷幸喜@上野の森美術館

種田陽平と三谷幸喜『清須会議』の秘話を明かす

オープニングセレモニーとあってか、取材陣の前には緊張の面持ちで登場した種田と三谷。三谷映画の始まりは、三谷の頭にあるストーリーを基に、種田とのキャッチボールによって具現化していくという。ふたりがコラボする映画化4弾となる『清須会議』では、参考映画として三谷は『バリー・リンドン』、種田は『元禄忠臣蔵』を提示したそうだ。同作の主要舞台となる清須城、その模型を前に解説する。天守閣風に築いたのは「権力の象徴としたかった」そうで、劇中ではこの模型をブルーバックで撮った映像が登場する。

種田陽平と三谷幸喜『清須会議』の秘話を明かす
清須城模型の前での種田陽平と三谷幸喜

実は三谷にとって、種田は「僕の映画の先生。(種田から)すべてを盗みたい」ほど尊敬していると吐露。例えば、「襖(ふすま)は動く壁、障子は窓」といった知識も種田から学んだことだと報道陣にレクチャーする場面も。そんな種田によれば、三谷映画の美術ポイントは「連絡通路が必要」とのこと。それは「キャストの数が多いため複雑な導線が必要になるから」と明かす。なお、この秘密を明かしたのは初めてだそう。

同展では、映画撮影におけるセット製作のための貴重な資料や、実際に撮影に使用された装飾、小道具や模型などを展示する。クエンティン・タランティーノ、チャン・イーモウ、ウェイ・ダーション、キアヌ・リーブスら海外の映画監督からも絶大な信頼と高い評価を受ける美術監督・種田陽平。この展示を通して彼が美術を担当した、三谷幸喜監督作『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』と、最新作『清須会議』における功績を垣間見る貴重な機会となるだろう。

種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展
~『清須会議』までの映画美術の軌跡、そして・・・~
会期=2013年10月12日[土] ~ 11月17日[日]
会場=上野の森美術館
公式サイト

映画『清須会議』
日本公開=2013年11月9日
配給=東宝
公式サイト http://kiyosukaigi.com/

2013年10月27日 清須会議に修正し統一しました。

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