映画『それでも夜は明ける』‎スティーヴ・マックイーン監督

『それでも夜は明ける』賞レース大躍進中 自由という希望を失うな!

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キウェテル・イジョフォーとマイケル・ファスベンダー
©2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.

[シネママニエラ]本年度の映画賞レース大躍進中の映画『12 Years a Slave』の邦題が『それでも夜は明ける』に決まった。奴隷として売られてしまった自由黒人を描いた物語。日本公開は2014年3月7日。

映画『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックイーン監督による本作では、キウェテル・イジョフォーが黒人音楽家ソロモンを演じている。蛇足になるが、本作の監督は、俳優のスティーヴ・マックイーンさん(故人)とは同名の別人なので、お間違えなく。

スティーヴ・マックイーン監督が初来日!

原作は1853年発表のソロモン・ノーサップ著の回顧録「Twelve Years a Slave」。彼は1841年にワシントンD.C.で奴隷にされてしまい、解放されるまでの12年間をルイジアナ州のプランテーションで働いていた事実に基づいている。米国では伝記モノとして、エイヴリー・ブルックス主演のテレビ映画「Solomon Northup’s Odyssey」として映像化されたこともある。

南北戦争によって奴隷制度が廃止される前のニューヨーク。黒人音楽家ソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていた。だがある日、ふたりの白人の裏切りにより彼は拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまうのだった。

そこでソロモンを待っていたのは、狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちによる容赦ない差別と暴力だった。虐げられながらも、自由という“希望”を決して失わないことを心に誓うソロモンだが、そのまま月日が流れていく。そんな中、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)との出会いが、ソロモンの運命を大きく変えていく。

近年は奴隷問題をテーマにした映画は定期的に制作されている印象を受ける。奴隷解放の父としてのリンカーン大統領を描いた映画『リンカーン』(スティーヴン・スピルバーグ)、奴隷貿易廃止に貢献した英国の政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの半生を描く映画『アメイジング・グレイス』(マイケル・アプテッド)や、極端に奴隷問題を避けて描いてきた西部劇に一石を投じたとされる映画『ジャンゴ 繋がれざる者』(クエンティン・タランティーノ)など。

本日発表の第71回ゴールデングローブ賞では何冠を得るか? 注目が集まっている。

原題=12 Years a Slave
日本公開=2014年3月7日
配給=ギャガ
公式サイト http://yo-akeru.gaga.ne.jp/
©2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.

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