高梨臨、北村一輝、ティモ・ジャヤント(敬称略)

北村一輝『KILLERS/キラーズ』撮影を振り返る

映画会見/イベントレポート
『KILLERS/キラーズ』上映会イベント
『KILLERS/キラーズ』上映会イベント

[シネママニエラ]日本×インドネシア初の合作映画『KILLERS/キラーズ』の日本外国特派員協会上映会イベントが1月24日、東京・日本外国特派員協会にて行われ、北村一輝、高梨臨、ティモ・ジャヤント監督が登壇した。

北村は「私は殺人鬼ではございません(笑)。ティモから撮影中、英語のシーンを何度もダメだしされた。発音もパーフェクトではないので、ここからは日本語で応えます」とユーモアを交えて、また高梨は「こういった形で日本とインドネシア合作映画に参加できてとても嬉しいです」と挨拶。

そして、北村は本作の撮影を振り返ることに。「海外の演出を受けることが刺激的だった。脚本が理解するのが難しく、引き受ける前にこの映画で何をしたいのか?を聞いた。監督の答えを聞いてこの映画の出演を決めました。インドネシアは撮影前はバリ島のイメージでした。モー・ブラザーズの映画を見てインドネシアの映画はすごいなと驚きました。日本で1か月間の撮影後にジャカルタへ初めて行って、まずびっくりしたのは、渋滞。さらに、日本に比べてスタッフの若さに驚きました。そして、撮影スピードが(早くて)日本の3倍ぐらいでした。日本では製作の体制が固まっていますが、インドネシアは見る人が一番面白いように、自由な発想のもとでどんな形でも作ろうとする姿勢を勉強させていただきました」

ティモ・ジャヤント監督によると、本企画は2009年から始まり2012年から本格始動したという。「『マカブル 永遠の血族』の作品見た牛山プロデューサーからの「スプラッター映画を作ろう」という話から始まった。二人の男性がマスクをつけてお互い殺し、撮影をし、競い合う映画だった。しかし「キャラクター重視の映画に」という私からの提案で、脚本をつくりあげていくことになったが資金集めには苦労した」。また「脚本を書いている当時、子どもが生まれた。自分の取り巻く環境にセンシティブになっていて、バイオレンスが溢れいていると思った。報道も悲劇、惨事が多く、フラストレーションを感じていた。人間はそもそもバイオレンスに頼っていると思います」と根底にある思いを吐露した。

R18+
原題=KILLERS
日本公開=2014年2月1日
配給=日活
公式サイト http://www.killers-movie.com/
©2013 NIKKATSU/Guerilla Merah Films

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