ラナ・ウォシャウスキー監督

ラナ・ウォシャウスキー「信念を持つことで越えられる」と持論展開

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ラナ・ウォシャウスキー「信念を持つことで越えられる」と持論展開

[シネママニエラ] ハリウッド大作が輪廻転生を描くとこうなる!という『クラウド アトラス』来日会見が行われ、3人の監督が同作を語った。ラナ・ウォシャウスキーが人類が直面している問題は、「信念を持つことで越えられる」といった見事な持論を展開した。

ラナ・ウォシャウスキー監督
ラナ・ウォシャウスキー監督

映画『マトリックス』の (旧称ラリー)&アンディ・ウォシャウスキー兄弟が、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟となって臨んだのが、この『クラウド アトラス』だ。同作は映像化不可能と言われたデイヴィッド・ミッチェルの小説がベースとなっているが、アンディは「不可能はないと思っている」とキッパリ。続けてトム・ティクヴァ監督も「それが(この企画の)魅力で、意欲が沸いた」と語れば、ラナもやはり「不可能だからこそ、撮りたいの」と、あくなき挑戦であったことを明かす。

とは言え、資金難に陥ったこともあった。そんな時に勇気を与えたのは、本作の主演トム・ハンクスだったという。19世紀から24世紀を舞台に、6つのストーリーから成り立っている。そのため、トム・ハンクスらは一人6役のためテンションを保ちつつ演じることを強いられるのだが。トムらはノリノリであったというのだから、やはり一流陣は違う!

濃密な172分。本作を見ると、所詮肉体は魂のいれもの?!なのだなと改めて感じたのだが。それについて、ラナが持論を述べていた。「(本作では)巨大なキャンバスに哲学や芸術といった要素を取り入れ融合させたストーリーを構築したの。人間にとって大切なこと、人を取り巻く支配や搾取、そして差別は、個々がしっかりとした信念を持つことで越えられるのではないか、と」。しかしながら、彼らは決して観客に説教を垂れるつもりは毛頭ないようで、アンディは「自分への教訓」だと明言している。

『クラウド アトラス』を紐解くと、肉体は魂のいれもの!
ちなみに、ウォシャウスキー姉弟と言えば日本カルチャー通としても知られる存在。そんな姉弟監督に、今後日本人俳優の起用予定はないか問うと、具体名は明かさないが「まさにキャスティングの最中」だとポツリ。映画『スピード・レーサー』では真田広之と韓国のアーティストRain(ピ)を起用し、『クラウド アトラス』は韓国の女優ペ・ドゥナを重要な役に配置した。ウォシャウスキー姉弟のお眼鏡にかなうには強烈な個性が必要だと思えるが、次に選ばれるアジアスターが誰か、気になるところでもある。

原題=Cloud Atlas
日本公開=2013年3月15日
配給=ワーナー・ブラザース映画
©2012 Warner Bros. Entertainment. All rights reserved.

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公式サイト wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas
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