橋本愛『リトル・フォレスト』国際映画祭出品に喜び！

[シネママニエラ]女優の橋本愛が主演を務める映画『リトル・フォレスト』が、第６２回サン・セバスチャン国際映画祭のキュリナリー・シネマ部門に正式出品されることがわかった。原作は五十嵐大介著の同名人気コミック。

橋本愛、食わず嫌いを克服！

橋本は「ロケ地岩手の景色を切り取った一つ一つの映像の美しさが、大きな魅力だと思っています。海外の方にも、日本の美しさを堪能していただける機会に恵まれたことをとても嬉しく思います」と喜ぶ。

そして森淳一監督は「個人的にスペインは昔から憧れの国。海外での上映は、観客の反応が日本とは違うので、とても楽しみです。東北地方の郷土料理や、四季を通した美しい田舎の風景が、世界の人々の目にどんな風に映るのだろうと考え、今から興奮しています」と期待を寄せている。

実は本作で本格的な農作業を体験した橋本は、食べ物の好き嫌いが少なくなったという。「山菜など今まで食べず嫌いのところがあったのですが、ロケ地の岩手で朝採れの新鮮なものを頂いて、味付けうんぬんを越えてとにかく美味しくて感動しました。撮影後は、野菜を作った農家さんがいると思い、食べるようになりました」。

同映画祭はスペイン語圏最大の国際映画祭で、ヨーロッパではカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次ぐ位置づけ。ちなみに昨年は『風立ちぬ』（宮崎駿監督）、『そして父になる』（是枝裕和監督）、『武士の献立』（朝原雄三監督）、『映画ドラえもんのび太のひみつ道具博物館（ミュージアム）』（寺本幸代監督）などが上映された。そして同部門は４年前に新設され、食にまつわる良作を上映するということで、世界中の美食家から注目されている。本年は9月19日[金]から27日[土]まで開催。