西島秀俊【第18回釜山国際映画祭】

西島秀俊「純粋な気持ちで作り上げた」と日韓合作主演作をPR

映画会見/イベントレポート

[シネママニエラ]西島秀俊が、主演映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の第18回釜山国際映画祭(BIFF)コリアンシネマトゥデイ部門パノラマの公式上映にあわせて訪韓。ワールドプレミア上映となった10月4日には、キム・ソンス監督、ヒロインのキム・ヒョジンとともに、約1,000人以上の観客が見守る野外ステージHAEUNDAE BIFF VILLAGE Outdoor Stageでの舞台挨拶に登壇し「スタッフが純粋な気持ちでつくりあげて、素晴らしい作品になりました。1回とは言わず、10回でも、何回でも観てほしいです」と日韓合作主演作をPRした。

西島秀俊「純粋な気持ちで作り上げた」と日韓合作主演作をPR
西島秀俊、主演映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』in 第18回釜山国際映画祭

西島が同映画祭に初参加したのは第16回BIFFでアミール・ナデリ監督作の『CUT』だった。今回は2度目ということで余裕の表情が見受けられた。また、韓国における西島の人気を把握している共演のキム・ヒョジンは「皆さんが大好きな西島さんが演じた記憶の謎を辿りながら解決していく主人公を助ける役を演じました」とのあいさつをするほどであった。

この日、司会から「2つの人格を演じるという難しい役」を問われた西島は、「正確には2つの人格を演じるのではなく、2つの記憶が混ざっていて、グラデーションになっているような、難しい役でした」と自身の役柄を解説。そして日韓合作映画への出演について、「僕は過去に何度か色々な国の合作映画に出演しているのですが、だいたいスタッフの間でやり方が異なって行き違うことが多いんです。でも、今回は撮影の最後に日本と韓国のスタッフが泣きながら握手して別れるという、感動的な体験をしました。こういうことがひとつ、ひとつ、みんなに拡がっていくといいなと思いました」と語った。

バイオテクノロジーとミステリーを融合した司城志朗著の傑作小説「ゲノムハザード」で、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞作を基に映画化した本作。川井憲次が音楽を担当している。脚本とメガホンを執ったキム・ソンス監督は、パク・チャヌク監督、ソン・ヘソン監督などの実力派監督の下で助監督を務め、映画『美しき野獣』で長編監督デビュー。キム・ヒョジンは、映画『千年湖』がスクリーンデビューし翌年にはイ・ビョンホンとチェ・ジウ共演の話題作『誰にでも秘密がある』に出演した。

英題=Genome Hazard
日本公開=2014年1月24日
配給=アスミック・エース

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公式サイト
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