テリー・ギリアム『ゼロの未来』は疑問を提起する近未来作



映画『ゼロの未来』場面写真[シネママニエラ]鬼才テリー・ギリアム監督の近未来映画『The Zero Theorem』(原題)が『ゼロの未来』の邦題で、2015年春に日本公開となる。監督は「避けられない人間関係や愛への渇望、満ち足りた魅惑的なキャラクター、そして意味深く賢くウィットに富んだ脚本が、簡単に答えが出ない疑問を提起するのだ。皆さんが最近目にする映画とは異なる作品であればと思う」と意味深な言葉を残す。

コンピューターに支配された近未来で、謎めいた数式「ゼロの定理」の解明に挑む天才コンピューター技師が主人公。同監督作の中でも伝説的作品と名高い、映画『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』に続く近未来世界を舞台に人間の存在意義と生きる目的を謳いあげるヒューマンドラマだ。テリー・ギリアム監督は、「『未来世紀ブラジル』を作ったとき、当時我々が生きていた世界を描こうとした。『ゼロの未来』は私が思うに、我々が今住んでいる世界の一端だ」と語る。

孤独な天才コンピューター技師コーエン(クリストフ・ヴァルツ)は、荒廃した教会に一人こもり、人生の意味を教えてくれる電話が鳴るのを待ちながら、謎めいた数式「ゼロの定理」の解明に挑んでいた。ある日、パーティーに連れ出され魅力的な女性ベインスリー(メラニー・ティエリー)と出会った。閉ざされた世界で、恋を知ったコーエンは生きる意味を知るが。

今作で目指したのは「「我々は正直で、ファニーで、美しくて、スマートで、驚きに満ちた映画を作ろうと試みた。複雑な現代に生きる男が、彼の人生の意味を問うシンプルな映画を」とのこと。

映画『ゼロの未来』は、2015年5月16日[土]よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほかにてロードショー

イギリス、ルーマニア、フランス、アメリカ映画/107分予定
原題=The Zero Theorem (2013) imdb
日本公開=2015年5月16日
配給=ショウゲート
公式サイト http://www.zeronomirai.com/
©2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.

初出し記事2015/1/2
更新2015/2/20

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