渡辺謙、イーストウッドのお墨付き『許されざる者』完成に感無量!

ヴェネツィア国際映画祭 映画会見/イベントレポート
映画『許されざる者』完成会見
映画『許されざる者』完成会見にて

[シネママニエラ] 李相日監督×渡辺謙主演の日本を舞台にした歴史劇大作『許されざる者』がこのほど完成し、グランドハイアット東京にて記者会見が行われた。この会見に出席したのは、渡辺と李監督のほか佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子という同作の凄惨?!な現場を共有したキャストたち。

第65回アカデミー賞にて作品賞を含む4冠に輝いたクリント・イーストウッド監督・主演の『許されざる者』を、映画『悪人』『フラガール』の李監督が、製作のワーナー・ブラザース映画を通じて「暴挙と言われるかもしれないが、渡辺謙主演で撮りたい」といった申し出を、イーストウッドにしたところ、まさかの快諾?!  渡辺はオリジナルを意識せずできたことを明かし、「クリント(・イーストウッド)の懐の大きさ、我々を信頼してくれた」と改めて感謝を口にした。

御大イーストウッドも本作を既に鑑賞しており、手紙が寄せられた。「素晴らしい出来で、非常に満足しています。日本を舞台に、滅びゆく者たちの生きざまを壮大に描いただけでなく、激しくも美しい魂が詰まっているこの作品に日本映画の新たな時代の幕開けを感じました(一部抜粋)」。この手紙が読み上げられると登壇者は一様に聞き入っており、渡辺はうっすらと涙をともなう安堵の表情を浮かべていた。

本作は2012年9月から11月の3か月に及ぶ北海道でのロケ撮影を敢行。佐藤曰く「凄惨な現場」であったという。衣装の都合で厚着ができなかった小池と忽那は「寒さ」を上げ、柳楽は「参加できて幸せ」だが、監督の演出は厳しかったポツリ。そんな柳楽を現場で見かねた柄本が、あれこれ自分で考えずに監督の言葉だけ聞けばいいとアドバイス。一方で柄本は、李監督とは3度目の作品とあって、さらに過酷。「人形で撮影する予定のシーンだったのに、現場で監督が『演じてください』と指示したため、雪の上に長い時間寝かされた。でも、カットがかかると(渡辺)謙さんが(自分を)抱き上げて温かい場所まで運んでくれた」そうだ。

そのようにキャストの恨み節を耳にしつつも、監督はどこ吹く風で、穏やかな口調で「出演者をご家族のもとに無事に戻さねば!と考えていた」とあっさり。これに渡辺が「本当に?」とツッコミを入れてみせるや、会場の笑いを誘うという抜群のコンビネーションを見せていた。このよう、にご一行は本音で語り合えるほどの絆が芽生えたと見える。イーストウッドのお墨付きを得られたのも、一丸となって臨んだ結果であろうし、益々、本作への期待は高まるばかりだ。なお、第70回ヴェネツィア国際映画祭の特別招待作品に決定した。

原題=Unforgiven
日本公開=2013年9月13日
配給=ワーナーブラザース映画
公式サイト http://www.yurusarezaru.com/

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