長澤まさみ「小栗旬は憧れの先輩であり、追いかけたい先輩」

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小栗旬と長澤まさみ映画『岳 -ガク-』13日、映画『岳 -ガク-』の特別試写会が行われ、主演の小栗旬と長澤まさみ、そして片山修監督が登壇し舞台あいさつを行いました。

本作は、第1回マンガ大賞を受賞した石塚真一のベストセラー作を映像化したもの。日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの島崎三歩が人々に影響を与えてゆく過程と、新人救助隊員の椎名久美の成長を、感動的に描いてゆく。山ガールが話題になるなど、登山人口が増加している今、山の果てしない魅力と、知られざる山岳救助の世界を垣間見れる作品に仕上がっている。主題歌はコブクロの「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」

とても感動的な人間讃歌となった

島崎三歩を演じた小栗は「3、4か月くらい前から訓練を始めました。山を知ることが大事だったので、いろんな山に行きましたね。初めて監督と硫黄岳に登ったのは、風速16メートルの吹雪の中。『山頂で写真を撮ろうね』って言ってたけど、山頂ではそれどころではなかった(笑)」と振り返った。そんな小栗を監督は、「現場に来るときから三歩という役になりきっていた。だからこそ自然に向き合った時に表現がリアル」と称えた。最も小栗自身は、本作のオファーを受けた時に「原作を読んでいたので、なんで、おれ?って。あまりにもイメージが違った」と明かしていた。

椎名久美役の長澤は「力強さを感じる作品」と表現し、役作りのために髪の毛を30センチもカット。それ以外にも監督が長澤の並々ならぬ意欲を感じたシーンに言及。それは紅一点の隊員役を演じた長澤が、男性隊員に交じり、雪山でソリを引きながら走る訓練シーンでのこと。「何度も撮るので男性すらもバテるなか、僕がカットをかけようと思っても、長澤さんは『まだ、行けます』と走る」。この話を聞き、撮影の日々を思い出したのか、長澤が一瞬だけ涙ぐむ表情を見せた場面も。

小栗と長澤の映画共演は、8年前の映画『ロボコン』以来。現場で小栗のことを「お兄ちゃん」と呼んでしまった長澤のエピソードに、客席はどっと沸いた。小栗が「知らないうちに妹が出来たな」と発すれば、長澤も「憧れの先輩であり、追いかけたい先輩。まるで三歩みたいです」と投げ返すなど終始息の合った姿を見せていた。

「この作品で一番伝えたいのは“生きろ”というメッセージです。人の命の大切さを描いています」と監督が語れば、長澤も「役柄を通じて、命の尊さ、山や自然の厳しさを感じ、自分自身の成長にもつながりました」と述べた。最後に小栗が「真摯に作品を作りました。東日本大震災で傷ついた方たちもたくさんいますが、こういう映画で少しずつ前向きになってください。ちょっとでも元気がでる瞬間を見いだしていけるように、みんなで頑張って生きていきましょう!」と、満場の客席に語りかけた。

キャスト=小栗 旬、長澤まさみ/佐々木蔵之、石田卓也、矢柴俊博、やべきょうすけ、浜田 学、鈴之助/尾上寛之、波岡一喜、森 廉、ベンガル/宇梶剛士、光石 研、中越典子、石黒 賢/市毛良枝、渡部篤郎

日本公開=2011年5月7日
配給=東宝
公式サイト http://www.gaku-movie.jp/
公式Twitter=http://twitter.com/gakumovie
©2011 「岳 -ガク-」製作委員会
©2005 石塚真一/小学館
©JULIE MINAMI

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◆原作
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◆主題歌
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2011年4月14日 掲載
2015年3月6日 更新

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