ジョン・ウー(呉宇森)監督、映画『追捕 MANHUNT(原題)』を語る

巨匠ジョン・ウー来日!映画『追捕』は異文化の友情がテーマ

映画会見/イベントレポート

巨匠ジョン・ウー監督が来日し、映画会社ギャガのラインナップ発表会に出席し、来年公開予定の映画『追捕 MANHUNT(原題)』のメイキング映像と本編映像を初お披露目し、撮影を振り返った。

ジョン・ウー(呉宇森)監督、映画『追捕 MANHUNT(原題)』を語る

同作は高倉健主演の映画『君よ憤怒の河を渉れ(読み:きみよふんどのかわをわたれ)』を基に、香港の映画会社メディア・アジアが製作する超大作。チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務めており、日本の配給は同社がつとめる。

巨匠ジョン・ウー来日!映画『追捕』は異文化の友情がテーマ

ウー監督は「日本の映画、巨匠、スター」の影響なくして自身の創作活動はなかったことに言及し、「高倉健さんとはお目にかかったこともあり、いつか一緒に仕事がしたいとお話しもしていたんです。けれども(高倉氏が逝去された為)実現しなくて」と回顧。しかしながら本作の監督オファーがあり、喜んで受諾したことを説明する。

福山の配役は「オリジナルで原田芳雄さんが演じていたキャラクターはクール過ぎた。今作ではもっと人間味にあふれたキャラクターにしたいと考え、ちょうどコマーシャル撮影でご一緒した福山さんならば敵役だと思った」という。俳優・福山の魅力それに歌手としての活動からその人柄もわかり、人間らしい温かみが感じられることに期待したそうだ。

巨匠ジョン・ウー来日!映画『追捕』は異文化の友情がテーマ、映画会社ギャガのLINEUP発表会2017-2018

昨年6月から11月にかけて、大阪を中心に日本でロケ撮影した同作。現在は仕上げ作業の真っ最中ということだが、「もちろん自信作! 2つの国の文化を見せていきたいし、異なる文化に育っても友情をはぐくめることをテーマにしている」と強調。

なお、ウー監督は次回作の企画が既に進んでおり、やはり大好きな日本で撮影ができることになりそうと大喜び。アジア情勢はいろいろあるなかで、映画は共通言語として和やかにいきたいもの。

映画『追捕 MANHUNT(原題)』(ギャガ配給)は2018年全国公開 → 邦題『マンハント』

映画『マンハント』公式サイト
福山雅治「マンハントで3つも初体験ができた」

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で